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NOメガネ!NOLIFE!

視生活を明るく快適に メガネのイザワ

ある日眩しくて室内照明も目が開けていられなくなった

こんにちはメガネのイザワです

 

今日は「眩しくて目が開けていられなくなった」と訴えるお客様のお話です

 

ある日突然、室内照明も目に刺激が合って開けていられなくなった

仕事中、視線の先に強い光源の照明が合ったそうなのですが、作業の状況的に目で見て確認する物があったようです。

その時、眼に眼痛があり、お客様曰く写真を撮ってもらう時のストロボを受けて目がくらむ、チカチカするような症状があり、その時から明るい光は刺激を感じて目が開けていられなくなったようです。

当然、眼科さんへ行き受診、主だった診断名が付いたわけではないようですが病院からは「眩しい光を避けて落ち着くのを待ちましょう」と様子見の状況

今回のお客様はまだ症状が出てからそこまで長期間経っているわけではないようですが、とりあえずお母さまがメガネの上から掛けられるオーバーグラスタイプのレンズカラーの濃い物を買ってきてくれてそれを掛けて凌いでいたようです。

(写真はイメージです)

そしてネットでいろいろ調べている中で東海光学の遮光眼鏡の情報にたどり着き、その中で当店へご来店いただきました。

 

眼球使用困難症

最近テレビや新聞などで目にする事のある眼球使用困難症という物があります。

主に羞明(通常では苦痛を感じない光に対して、不快に感じる状態)の症状があると同時に、「眼痛」や「眼が開けづらい、開けていられない」「見え方の異常」「眼部の不快感」などが現れ、眼球の使用が困難な状態にある症状のことを言います。この症状を持つ人は、眼の症状だけではなく、頭痛、身体各所の痛み、吐き気やめまいなどが生じ、眼を開けたことで数日寝込んでしまう場合もあるなど身体的ダメージが生じています。(以下より引用)

いわゆる「眼球使用困難症」により日常生活に困難を来している方々への
支援策に関する調査ワーキンググループ(厚生労働省令和3年度障害者総
合福祉推進事業) 

 

こちらのリンク先でもあるように

ここに紹介された「眼球使用困難症候群」は、従来の臨床
ではほとんど認識されていませんでした。眼科で調べても眼
球の異常は乏しいことなどから、「心因性」「詐病」などと軽
視されてきたのです。これは、第三者によって確認できる症
状ではない、感覚過敏症だからでしょう。視診や血液検査、
画像検査で検出できないのです。 

という状態です。

眼科を含める病院的にも主な解決策は「まずは光の刺激を避けて過敏になってしまった感覚が治まるまで待ちましょう」という流れがほとんどかと思います。

 

そんな中で今まで当店にご相談いただいたほんの一例に過ぎないですが、その感覚過敏になってしまう原因の一つではないか?と思えることが、「普段の眼の見え方」にもあると考えています。

 

以前、眼球使用困難症の診断をされ、病院からは「光の刺激をさけ落ち着くまで様子を見ましょう」と言われていた女性がいらっしゃいました。

その方は普段から裸眼で過ごしていて、眼科受診時も視力検査によって

「視力は片目づつでも1.5出ているので見え方に問題はありません」

と言われていたそうです。

当店にご来店された時にも遠方視力はよく出ていました。

しかし弱い近視と弱い乱視があり、視力という物差しを基準にすればよい結果が出ていても目としては少し乱れた映像を常に神経を使いながら見ていた状態になります。

その結果的に同じ遠方視力だったとしても「見え方を整える」という観点から店内で仮枠によって少しテスト装用をしていただきました。

 

今回の羞明によって仕事を休職され外にもなかなか出られなかった、眼の状態が落ち着いたと外出すればまた羞明の症状が出るという状態だった方が、見え方を整えた仮枠をかけて数分で「見え方が落ち着いて見える」と仰いました。

仮枠にはカラーレンズもいれていませんし、眼鏡店の店内は照明の数も多く一般家庭よりは断然明るい状況だったのにです。

 

医学的な観点から見るとそれだけじゃなく起因する原因は様々あるかとは思います、一部では服用している薬の副作用によって起こっているケースもあるという事です。

そういった部分からも「眼球使用困難症の原因は見え方だ!」

とは言えませんが、その症状の中の一部は見え方から来るストレスが一因になっているケースはあると思います。

眼鏡で出来る事はその見え方から来るストレスを軽減させて心地よい見え方を提供する事とカラーレンズや遮光レンズによって光そのものの刺激を軽減する事です。

 

実際にそのお客様は見え方を整える度数を入れ、遮光カラーの眼鏡をお作り頂きました。

その後、症状もかなり落ち着かれたようで、ご本人も「長く悩んでいた症状が眼鏡で軽減できるなんて」とびっくりしていました、そして以前のようにいきなり職場復帰は怖いけど少しづつ自分の体調を確認しながら再就職を探す意識になって来たというお話も頂きました。

 

話は戻って今回の方は

今回の方はもともと眼鏡を使っている方で、その上からオーバーグラスタイプのサングラスを掛けていれば体調の良い日は外出して当店へもお越し頂けました。

そして今の眼鏡度数の確認と現状の見え方の確認をさせて頂いたところ、眼に対して眼鏡が強すぎるような状態でした。

普段の生活環境的には特に運転する事が多いとか遠くを見る事よりも、身の回りの限られた距離を見る事が多く仕事上も近場を見る事が多いとの事、そのライフスタイルに眼鏡を掛けた見え方的はストレスを与えやすい状況だったのではないかと推察できます。

今回も仮枠によって今までの眼鏡よりはだいぶ弱い状態でセットしテスト装用、店頭にでて外の景色も確認していただいたところ見え方的にも問題ないという事でした。

そこに遮光眼鏡のカラー選びですが、遮光眼鏡のカラー選びにも「その方がどの色に反応しているか?」という所と「どのくらいの明るさに弱いか?」という二つの部分を気にしながらえらで頂きます。

 

例えば見え方に異常が無い方でも明るすぎる光に対して「眩しい」と感じると思います、その明るさをどこまで落とせば「眩しくない」と感じるか?

当然真っ暗に光を遮ってしまえば「眩しくはない」という事になりますが、同時に見たい物が「見えない」状態になります。

その点でまずは「眩しくない」なるべく明るい所を探します。

そして同時に光の三原色と言われるR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)で分けた時にどの領域の光が苦手か?という所を考えます。

一般的にはB(ブルー)がエネルギー量が大きく刺激が強い光と言われています。

レンズカラー的にはアンバー~ブラウン系の色を使う事によって相対的にB(ブルー)の光を抑えてくれます。

その時にR(レッド)G(グリーン)は相対的に多く光が届きます。

ただ単純に刺激の強い光と言われている部分が特定的に抑えられ見え方は柔らかくなる方向に感じますが普段見ている景色との色調の違いが出るのでそこを違和感と感じるケースもあります。

逆に色調の変化を少なく全体的な光量を抑えてくれるレンズカラーはグレーになります。

RGBを平均的に減光してくれるので「日陰に入った様な見え方」をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。

 

この二つの観点を意識しながら一人一人の見え方の好みを探りながら、それでいてなるべく「眩しくない明るい見え方」をお客様を一緒に考えていきます。

 

 

眩しさを訴える方が非常に多い

上記でも触れた眼球使用困難症がメディア等でも取り上げられて、この言葉を知っている方も多くなったともいますが、それ以前からも羞明などを訴えられる方も昔に比べたら増えているのかもしれません。

そこには昨今のデジタルデバイスの普及やLED照明などの普及も挙げられると思います。

そういった意味でも現代人は眼を酷使していて、そのストレスの蓄積などによって感覚過敏になり羞明や眼球使用困難症という症状が出ている人もいらっしゃるのかもしれませんね。