こんにちはメガネのイザワです
眼鏡を無くしてしまったから作りたいというお客様のご来店です
本日のお話は眼鏡を無くしてしまったから作りたいというお客様のご来店です
50代前半女性で、以前作製したのは当店ではなく、紛失されたという事なのでどういう度数設定をされていたのかわからない状態
本日見え方の確認させていただいた状態が専門的に書くと
0.7(0.8xS+0.75C-1.25AX70)
0.4(1.0xS-1.00C-0.75AX95) 35cmでの加入度はADD2.50
という感じでした。
以前の眼鏡は遠く用眼鏡で買い物などの近くを見る時は外してみる。
細かい書類やスマホを見る時は近用眼鏡を持っているという事でした。
この見え方から推察する裸眼での現状は
右眼で遠くを見て、近くを見る時は少し離し気味の所で左目で見るという感じ
以前の眼鏡でお買い物に行った時には、商品を手に取って細かい説明書き見たりするときには眼鏡を外してみてまた歩き出すときに掛けるみたいな状態で行っていたそうです。
今回無くしてしまったのも家の中とか限られたところでは眼鏡を外しても済む場面が多く掛けたり外したりという状況の中で「あれ?眼鏡がない、最後どこで外したっけ?」みたいな感じで無くしてしまったようです。
そこで今回のご提案は遠近両用ですが、前に眼鏡を作った際に眼科さんでは「遠近両用は慣れるのに大変だから遠近はやめた方が良いんじゃないか?と言われた」という事でした・・・
現代の遠近両用はレンズメーカー各社、様々な設計が研究され揺れ歪みの少ない旧来に比べるとかなり快適な見え方を提供できる設計の物が多くなっていると思います。
とはいえ度数の設定や眼鏡としての掛具合、フィッティングによってはなかなか慣れられないと仰る方がいらっしゃる事もまた事実ですが、しっかり装用者の立場に立って、装用者の見え方を考慮しながら最適な設定をすればかなり高い確率で快適な見え方が作れると思っています。
そんな中で今回提案した眼鏡は、
今までと同じように掛けて、買い物やちょっとした手元を見た時に掛けたまま見る事の出来る遠近両用。
より細かい物を見る時には今までの近用眼鏡と使い分けしていただく場面はあると思いますが、まずは遠近両用を必要最低限の見え方を確保して遠近両用レンズという物に慣れやすく慣れていただくという思想で度数設定を行いました。
ひとり一人のお客様の見え方の状態をイメージしながら合わせていく
眼鏡づくりは単純に「視力表でどこまで見えるか」という合わせ方では快適な眼鏡は作れないと思っています。
現状のお客様の環境を想像しどういう風に見え方を作る事がお客様の満足度の高い視生活に繋がるか?という事をまず先に考えなければいけないと思っています。
もちろん最終的には遠近の場合「遠くも近くもよく見える」という目標にする事は重要ですが、場合によってはその思いが違和感やストレスに繋がるケースもあります。
様々な「度数設定をする事の」メリットデメリットを考慮し、かつお客様にもご説明を差し上げ一緒に快適な見え方を作っていくという物になるかと思います。
遠近両用がだめだったという人を一人でも少なくしたい
当店のモットーである「視生活を明るく快適に」を第一にその目的に対しての手段は必ずしも遠近両用である必要はありません、が今回のケースは遠近両用にする事によるメリットを出せるという事でお勧めさせていただきました。