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NOメガネ!NOLIFE!

視生活を明るく快適に メガネのイザワ

眼鏡製作の工程:座繰り加工の重要性

こんにちはメガネのイザワです。

今日はフチ無しフレームの座繰り加工についてです。

最近、フチ無しフレームブームがまた来るか?なんていううわさもありますが実際どうなんでしょうね?

ファッション的に展示用のデモレンズでブランドロゴをつけたまま掛けるのがオシャレ!!みたいな流れのようですが・・・

デモレンズは普通に掛ける事を想定していないのでそのままかけるのは眼鏡屋的にはNGです。

 

まぁ今回はそんな話とはちょっと違って、近視系の度付きにした時に度合いによってはレンズの裏面(後面)にカーブが付きます。そこにネジで止めるのですが場合によっては斜めに坂になっているところにネジを締め付けるのでネジが曲がってしまったり緩みやすさやガタつきの原因になりやすかったりします。

そんな部分をひと工夫する事によって軽減します。

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穴に対して斜めになっている部分を座グリという形で平らにするような加工となります。


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ネジを取り付けするとこんな感じ。

眼鏡づくりはフチなしに限らずですが、こういった細かい部分の手間をかける事によって長く快適に使えるようになりますので、大事な部分になるかと思います。

 

 

視力を必要とする資格と職業

こんにちはメガネのザワです

今日は視力が必要な資格&職業についてお話をしてみました。

 

視力が必要な資格として真っ先に思いつくのは自動車運転免許かと思いますが、その他にも船舶免許や飛行機パイロット資格、なども視力が関わってきます。

 

小型船舶の免許は普通自動車運転免許よりも条件が緩かったりしてびっくりする部分もありました。

 

その他にも職業的な部分もやはり職業の状況によっては眼鏡での矯正がNGな職種もあったり調べるとなかなか奥が深いなと感じました。

そして後半には自動車免許の更新については高齢者講習という物も行われるようになりその講習の中でも今まであまり体験したことが少ない夜間視力や動体視力のチェックなどもありますね。

 

我々眼鏡屋的には、見え方の基準を測るのに「視力」を測るよりも他にも大事なところがあるんじゃないかな?なんて思う部分もありますが、自動車運転免許だけじゃなくそれぞれの資格や職業によって測り方が雑多になってしまわないように視力を基準にするというのが一番整頓できてるのかもしれないなぁ・・・とも感じました。

 

どちらにしても一般的に「見え方」という部分は重要視される事が少なく日ごろから、そして全年齢毎それぞれの「見え方」にもっと意識を持っていただきたいなという思いからお話をさせて頂きました。

youtu.be

眼鏡のお手入れ方法と注意点

こんにちはメガネのイザワです

今日は「眼鏡を快適に使っていくために」という事でお話してみました。

 

眼鏡を快適に使っていくためにすることはいくつかあります

まずは眼鏡の掛外しをする際は両手で行う事

眼鏡は掛けはずしをするだけでも型崩れの原因になったりもしますのでそれを最小限に抑えるために両手で行うだけでも負担を軽減する事が出来ます。

 

続いては毎日のお手入れ、特に冬の時期は静電気等の影響により固い埃が付きやすく、その方い埃が付いた状態で乾拭きをしてしまうとレンズへの傷の原因になったりもしますし、油分汚れが付いたままにしておくとプラスチックパーツの劣化や金属メッキへのダメージにもつながりますのでこまめに水洗いする事をお勧めします。

その際に中性洗剤を軽く指につけて撫でるように洗ってあげると埃も流せますし油分汚れも落としてくれます。

くれぐれも中性洗剤以外は使わないでいただきたいのですが、最近は食器洗い洗剤でも弱アルカリ性の物などもありますので、液性などをよく確認してお使いいただくと良いかと思います。

 

そんなちょっとした気遣いで大切な眼鏡を長持ちさせることができます。

 

動画ではその他にもう一つ、視生活を明るく快適に過ごしていただけるようにお話していますのでぜひご覧ください。

 

youtu.be

 

眼鏡フレームの選び方と新着商品について

こんにちはメガネのイザワです。

再来にて新たに眼鏡をお作り頂く際、「今の眼鏡気に入ってるからまた同じフレームが欲しい」と仰って頂くことがたまにあります。

 

私としても前回お選びいただいたフレームを気に入ってくれて、同じものが欲しいと言っていただく事は非常にうれしく、おすすめした商品がバッチリお客様のイメージに合っていたんだと思わせてくれます。

 

しかし・・・最近のメガネフレームは特に?回転も速く、新型もどんどん出てくるので数年前の商品を同じように取り寄せができないケースが結構多くあります・・・

 

オーソドックスで定番モデルであれば継続して製造、在庫しているフレームのあるのですが、カジュアルフレームになるとトレンドの変化もあったりなかなか継続して製造、在庫を持っているものが少なくなりました・・・

 

世の中的には一度作って在庫がなくなったら終わり、次の形を作るみたいな流れが多くなってきたかと思います。

 

しかし!!今回5年前にお作り頂いたカジュアルデザインのフレーム「同じものが欲しい」と仰って頂いて「在庫がない可能性も考えられますがメーカーに確認してみます」と一旦お帰り頂いたのですが、なんと在庫がある事が判明!!

 

まさかの「在庫あり」に興奮してしまいました(笑)

 

新しいトレンドの商品も作る事はフレームメーカーにとって大事な事だと思いますし新たな物を作り出さないと物が売れないという現状もあるでしょう。

 

でも一度お買い上げいただいた商品を気に入って再購入していただけるかもしれない所まで在庫をしていてくれるのは本当にありがたい事ですしうれしい♪

 

そんな感じで今回フレームメーカーさんのおかげでお客様のご満足いただける形を取る事が出来ました!!

 

繋がりに感謝

こんにちは、メガネのイザワです。

昨日、あるSNSでつながりのある視能訓練士さんから、特殊度数に対応してくれる眼鏡店が無いかというご相談をいただきました。

その視能訓練士さんは、患者さんのために特殊度数を受けてくれる眼鏡店を探されていました。

当店は東京にありますが、今回のご相談は関西方面の店舗についてでした。

私は昔からSNSを通じて日本全国の眼鏡屋さんと繋がりたいと思っており、その目標を持って活動を始めました。最初はmixiの時代から始まり、実際にお会いしたことのある方も含めて繋がりを持つようになりました。時代は流れ、現在ではFacebookでも眼鏡屋が集まるコミュニティの管理人をしています。また、MOREという個人眼鏡店のグループにも参加しています。その結果、眼鏡屋の中ではお知り合いが多い方だと自負しています(笑)。

今回の相談は、Twitterでお知り合いになった視能訓練士さんからのものでした。その視能訓練士さんは、特殊な度数の眼鏡作製してくれる眼鏡店を、患者さんのために、探していました。私はその要求に応えるため、ご希望の地区に現実的に行けそうなお店さんに直接掛け合って受け入れてもらうことができました。

早速、その患者さんは無事にお店に行き、難しい処方箋の眼鏡をご注文されたそうです。その報告を聞いて、嬉しかったです。

世の中には眼鏡店がたくさんありますが、眼科処方箋の高度な要求に細かく対応できる眼鏡店は意外と少ないと感じます。しかし、私のネットワークを通じて、そのような店舗を見つけることができました。

私はパソコン上で、無事に双方を繋げることができました。困っている眼鏡利用者を真剣に眼鏡に向き合っている眼鏡屋さんにご紹介することができて、非常にうれしく思います。

たくさんのお知り合いの眼鏡関係者の方々は、本当に私の財産だと思います。彼らとのつながりは、私のビジネスを支え、成長させてくれます。

眼鏡店の経営はもちろん商売ではありますが、その大前提にあるのは「眼鏡使用者の満足」こそが私の満足であると再認識させてもらいました。そのために、私は日々努力し、学び続けています。

この眼鏡に対する想いは、私が修行させていただいた眼鏡店で教わったことが根本にあります。私の眼鏡人生は、ありがたい道筋を辿ってこれたと感慨深く思います。これからも、眼鏡に対する情熱を持ち続け、お客様のために最善を尽くしていきたいと思います。

 

免許更新、眼科で白内障診断→眼鏡処方箋

こんにちはメガネのイザワです。

 

最近、YouTubeを見てご来店いただくケースが本当に増えました。

そして動画で情報を探している方は結構、年配の方の割合が増えたなという印象です。

 

ご自身の見え方の困りごとに対してネットで調べるにしても、ブログなどの文章で情報を探すには限界があり、動画の方がより分かりやすい部分もあるのかな?と感じます。

 

ただ先日、他の場面でロービジョン(弱視)の方がご来店いただいた時には

「見えづらさがある物にとっては情報を得る手段が限定的だ」という意見をいただきました。

確かに見えづらさがある方にとってはネット上の文章であっても動画であってもなかなかそこで細かいところまで探そうという気には成れない部分はあるかと思うのでラジオ的な音声ベースの物で情報を得られる機会が増えても良いのかなとふと思いました。

技術的にはX(Twitter)のスペースや少し前に爆発的に流行ったclubhouseなどがあると思いますが、もう少し話した内容がアーカイブ的に漁れるプラットホームがあればいいのになぁと感じました。もしかしたらすでにあるのかもしれませんがもしご存じの方いらしたらコメント等で教えてください!!

 

さて今回のお客様は、毎日運転をする75歳の方で夕暮れ時間帯などになると極端に見えにくくなるという事で眼科を受診されそこでは白内障と初期緑内障の診断をされたようですが、免許の更新は問題ないだろうという事で眼鏡処方箋をいただいたという事でした。

その状況で見え方に関する事をYouTubeで見ていたら当店のチャンネルにたどり着いたという事でご来店いただきました。

 

一言に白内障と言ってもあるか?ないか?の二択ではない!!

眼科さんで白内障緑内障の診断をうけ、緑内障に関してはまだ初期の段階なので目薬で進行をコントロールしながら様子を見るような状況という事でした。

今回主な見え方に関わる部分は白内障

白内障というのは0か?100か?ではなくてその度合いも様々です。

一般的に白内障というと眼の中の水晶体と言われる部分が白く濁る(白濁)する事を言いますが、その白内障というのも大きく分けて3種類の形態があるようで、皮質白内障、核白内障、後嚢(のう)下白内障

その三種類の白内障の中で核白内障(水晶体の中心部?)で起こる白内障にはその程度を5段回に分けて治療方針を決めていくそうです。

 

さらにはある眼科医にお話を伺った時にはその白内障も、どの部分で起こっているのか?というのも見え方(視力)大きく影響するとの事で、例えば水晶体周辺部で白濁が起きていても検査上の視力に影響を与えにくい場合もありますし、逆に中心部に白濁が起きれば軽度の白濁でも視力に大きく影響するケースがあるとの事でした。

こう言った事も踏まえると一言に「白内障」と言ってもその影響はひとり一人様々で非常に難しい部分かと思います。

そして白内障の進行(変化)のスピードもひとり一人違うので定期的に眼科でチェックしていただく事が望ましいと思います。

 

現代では白内障手術も一般的になった感じはするけど・・・

私が眼鏡屋になった25年前くらいはちょうど白内障手術というのはよく聞くものになっていました、しかしそのもう少し前の白内障手術というのは白濁した水晶体を取り除くだけの手術もあり、眼の中で強い度数を担う水晶体を取り除いた後は眼鏡にてその部分を補わなければならないので、キャタラクトという強い遠視眼鏡によって矯正をしていました。

 

日本レンズさんより引用

今では白濁した水晶体を取り除いた後は人工レンズによって補う事ができるので、白内障手術後としてはキャタラクトレンズの出番もなくなりました。

しかしもともと水晶体というのは調節力を担うレンズですが、人工レンズではその調節力を持たせることはできません。

一般的に加齢に伴い、もともとの調節力も衰退するので、一般的な白内障手術の対象になる方は白濁した水晶体を取り除き人工レンズを入れるメリットは高くなってきますが、ほかにも若年性の白内障など様々な状況があるので一概にどちらが良いか?というのは言えなくなってくる部分もあるのだなと感じます。

 

そして先ほど書いたように白内障の度合いや見え方に対する影響はひとり一人違うので、いつ手術するか?の判断は眼科医によってさまざまになってしまうという事があります。

もちろん「手術」という性質上、成功率100%とは言えない部分もあるでしょう、

白内障手術は症例数も多く成功率はかなり高いと聞きますが、「95%以上」とも「99%以上」とも言われていますがやっぱり100%にはならないと言われています。

 

その中で、白内障があってもその方の生活環境の中で圧倒的な不利益が無ければ眼科の先生から進んで勧めてくる事も少ない印象です。

 

ただその「生活環境の中の圧倒的な不利益」の線引きは難しいと思うのですが、眼科的に線引きをするならばやっぱり眼科医が直接見た白内障の状態と検査上の視力がどのくらいまで見ているか?で判断するしかないのかと思います。

 

逆に患者さん側としたら様々な生活環境がある事を考えてみても、自宅や近所で過ごすことが多い方や、日常的に運転をすることが多い、活動的に外出する事が多いなどなどがあるので、ご本人が「見えにくいな」という部分も様々になるかと思います。


そんな中で、今回の方は白内障診断を受けるも眼科で「眼鏡を掛ける事によって免許の更新も問題ないです」と眼鏡処方箋をもらたという経緯でした。

 

 

白内障があっても視力が出る場合の眼鏡

白内障がある場合、先ほどの「度合い」に寄りますが、お客様がどういう見え方をしているのか?を知る必要がります。

上記のような白内障の度合いは眼科でのチェックなので我々眼鏡屋がその詳細を知る事は出来ないので、処方された度数を元に白内障によって発散してしまう光をフィルターレンズによって整えてあげるような方向で提案させていただきました。

フィルターレンズと言えども平たく言うとカラーレンズです。

メガネレンズとしておしゃれ用に入れるカラーレンズとフィルターレンズと言われる物は主に何が違うかというと、おしゃれカラーは外観上の「見た目」に基づいてカラーを作っているものに対してフィルターレンズは「通したい色」と「通したくない色」をコントロールしながら作られています。

そしてその通したい色、通したくない色もひとり一人の状況によって異なる部分があるので、大きく分けると光の三原色であるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の中でどの色が眩しく感じるのか?どの色を抑えると暗く感じるのか?というのを探りながらレンズの選定をしていきます。

場合によってはこのカラーだけじゃなく、コーティングなども併用しながら見え方を整えるような感覚で選ぶことが重要かと思います。

 

ただやはりこの白内障という性質上、眼の中には白濁した部分が見え方の邪魔しているという事は変わりがないので、フィルターレンズなどでも十分な満足感が得られないケースがある事も事実です。

 

近視が強かったけどレーシックした方のお話

こんにちはメガネのイザワです。

いつもお手伝いに行っている眼科さんでのお話。

患者さんは弱度くらいの近視と乱視の方でした、視力チェックをしてみると

矯正視力で0.6~0.8程度でした。

眼鏡も作り直してそんなに時間は経っていないけど度数があっているのかチェックという形で私に回ってきました。

その前にドクターの診察を聞いていたら「今は近視はそんなにないけど過去にレーシックとかしましたか?」と実際にその方はレーシックをしたことがあるそうで、

「レーシックは表向きの近視を矯正しますが、眼球そのものは近視の形を保ったままです。そのため、近視が原因となる眼病のリスクは変わらず、定期的なチェックが必要です」

「もちろん近視で困っている方には選択肢の一つにはなるかと思いますが、もしこの手術をされた方も、その他の自分の目の弱点という部分があるかもしれないので定期的なチェックをしていただくと良いと思います。」

とその時、あっなるほどなぁ~と思いました。

 

よく考えてみたら私たち的には当たり前のことになるのかもしれないですが、近視矯正手術のレーシックというのは角膜をレーザーで削って角膜上で起きている屈折度合いを変化させて正視に近づけていくものです。

 

しかし近視という物が起きてしまっている原因は「角膜で起きている屈折状態が強い」だけではないのです。

文章で説明するにはややこしいかもしれませんが、眼というのは良くカメラに例えられます。

レンズがあってレンズで作った焦点にフィルムやセンサーにピントが合う事によって映像がきれいに撮れますがレンズの焦点距離に合った場所にフィルムやセンサーがあればの話でレンズの強さがそのまま、レンズとフィルムの距離が変わってもピントがぼやける事になります。それと同じように、単純に眼球の大きさが変わる事によってもレンズである角膜とフィルムセンサーにあたる網膜の距離が変わります。

この眼球の大きさが大きくなることによって眼球のたて方向の眼軸と言われる部分が長くなると近視化していきます。

 

最近では日本のみならず主にアジア圏の子供たちの近視化が進んでいると言われていますが、主にはこの眼軸が平均的なサイズよりも大きくなる軸性近視が多くなっていると言われています。

 

今回の方がこれに当てはまるかどうかはわからないですがこの近視っぽい眼球は基本的には変えられないのでレーシックというのはレンズである角膜の焦点距離を変えて禁止成分を弱くするような感覚です。

もちろん近視で困っている方には選択肢の一つにはなるかと思いますが、もしこの手術をされた方もその他の自分の目の弱点という部分があるかもしれないので定期的なチェックをしていただくと良いと思います。

強度近視の方で注意した方が良いのは眼底と言われる部分、主に網膜の病気です。

網膜剥離などは聞いた事ある方も多いかと思いますが、その他にも緑内障系統の病気も可能性としては高くなるのかもしれません。

 

定期的な眼科受診は実際には40代位からは皆さん定期的に受けておいた方が良いんじゃないかな?とは思いますが、やはりその中でも近視の強めの方(レーシックでよくなってももともと近視の方)は特にその辺り意識された方が良いと思います。

 

網膜系の病気は特に早期発見早期治療が重要です!!