こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です。
注)タイトルは私の心境ではありません
先日お客様の問診時に出たワードです(笑)
そのお客様は最初店頭のハズキルーペが気になっていてご来店頂きました。
現在掛けている眼鏡は5~6年前に作ったという遠近両用
ちなみに度数を見せていただくと
S-6.00 ADD1.75
左右とも同じくらいで入っていました。
この眼鏡は作った当初からあんまりスッキリしていなかったけどそのまま過ごしていたとの事・・・
まず「眼鏡を受け取った時の不満要素はお店に伝えた方がいいですよ~」なんて話ながら本題のハズキルーペを試していただくことに
と言っても「多分今お客様の状態に眼鏡の上からハズキルーペを掛けても見えにくいと思いますよ?」と前フリをしながら(ハズキルーペ自体を否定しているわけではありませんwそもそもうちのお店でも売ってますし(笑))
やっぱり掛けた瞬間に「あーだめだこれじゃあ見づらい」
「ですよね?とりあえず眼鏡を合わせる方だ先だと思いますよ?今すぐに変えるか変えないかは別としてお時間あれば視力チェックしてみましょうか?」
ということで検眼へ
チェックしてみたところ遠くの度数的には(完全矯正値)は現在使用中の眼鏡より1~2段弱い状態、それに対して近見度数は+2.50(35㌢)
遠見時に+1.00の雲霧を掛けるとだいたい0.6位が一般的にはお読みいただけるはずですがお客様は0.6を読むのがやっと少しずつ雲霧を解いていって結局最高視力が出るのは完全矯正値付近でした。
これによって何が推測できるかというとこの方はしっかりピントが合っていないと判読できないまたは判読しようとしないと言うことがわかります。
お客様にも直接確認しましたが「見え方に限らず物事がちゃんしてないと気がすまないタイプじゃないですか?」と伺ったら
「そうっ!!!」
結果現状眼鏡の使用状況を推測すると眼鏡を掛けた状態では遠くは見えるが近くを見る時見えそうで見えない、かと言って眼鏡を外すと焦点距離は16㌢位になるのでかじりつくように見ないと見えにくいですよね?
と伺ったところほんとにそんな感じ役所とかでものを書くときもイライラするっだからそんな時に拡大鏡があれば解消されるんじゃないかという思いで聞きに来たとの事でした。
私がセットした仮枠を掛けて色々見ていただきましたが
「遠くを見てるときも落ち着いてスッキリ見えるし近くも通常の読み書きをする距離で見えるから気持ちいい」とおっしゃっていただきました。
ただ見え方に対してこれだけシビアな方なので私が注意点として指摘したのは
「加入度(近くの度数)が強くなったことによって遠近両用の揺れ歪みに関しては正直増えています。使い始めた最初には足元の見え方の変化は感じると思いますので今立って歩いてみたり周りを見回したりしてみてください」
「あーーホントだ気持ち悪いww」
「ただ今は仮枠で3枚のレンズが重なっているので一枚のレンズに仕上げると揺れ歪みや視野の広さなどは有利になります、そして今までの眼鏡もそうだったと思いますがやっぱり新しい度数になる時には多少なりともお客様自信に使いこなしていただく慣れの部分も正直あります。でも最終的に利便性が向上するための物なので耐えられないものじゃないとは思いますよ」とお伝えしました。
今回は要検討になりましたが見え方としては満足いただけたと思います。
一人でも多くの方に眼鏡は本来ほんとにシビアなもので度数の合わせ方、レンズフレームの選び方によって良くも悪くも変化するということを知っていただくことがまず重要かと思います。
現在様々な形態の眼鏡屋さんが存在しますが、お客様が眼鏡屋を選ぶ一つの要素として「ちゃんと合った眼鏡」も判断基準にもっとなるべきだと思っています。
「視生活を明るく快適に」
認定眼鏡士と認定補聴器技能者のいる店
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