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NOメガネ!NOLIFE!

視生活を明るく快適に メガネのイザワ

眼とレンズ、位置の重要性

こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です

 

ちょっと前にもフルオーダメイドレンズに付いて書いた時に眼とレンズの関係性に触れましたが。

 

ここでちょっと思い浮かべていただきたいのですが、虫眼鏡使ったことありますか?

 

見たいものと自分の間に虫眼鏡をかざしてその中で虫眼鏡を前後させると見たいものの大きさが変化しますよね?

 

レンズを動かすことによって倍率とピントが変化します。

虫眼鏡の場合はピントを外れるとぼやけて見えなくなります。

 

例えば虫眼鏡越しに遠くを見ようとしても基本的には見えません。

 

対象物が比較的近くにあってピントが合う範囲内で動かすことによって対象物の倍率が変化します。

 

虫眼鏡の倍率が大きくなればなるほどピントの幅は狭くなり限られた距離じゃないと大きく見ることができません。

 

よって手持ちできる虫眼鏡の倍率は2~3倍程度が一般的ではないでしょうか?

 

お客様によってはもっと大きく見えるものがほしいということで高倍率のものを求める方もいらっしゃいますが実際に比較してみていただくと低倍率のほうが視野が比較的広く文章を読んだりするのは読みやすいです。

 

ちなみにテレビCMなどでもおなじみハズキルーペは1.32倍、1.6倍、1.85倍の三種類が現在出ていますが実は2倍に満たないものを使っています。

そして手持ちルーペと違って掛けて使うものなので倍率が高くなった際のピントの合う幅の少なさが顕著に現れる為低倍率のほうが使いやすいと思います。

 

さて前フリが長くなりましたが、実は・・・と言うか眼鏡も当たり前のようにこの眼とレンズの位置関係が大きく関わってきます。

 

 

一般的なレンズは角膜から12ミリの位置でその度数が作用するように作られています。

この12ミリと言うのは眼鏡レンズでは共通の認識で設計されています。

まずこの距離を決めないと度数すら決められないからです。

 

そして視線に対するレンズの角度と言うものも見え方変化に直結します。

 

一般的な量産単焦点レンズはどういった角度で眼鏡枠に入るかわからないのでレンズ中心に直行する形でその度数が入るように作られていますが、眼鏡の枠に入ると実は前傾角と言う角度がつくので視線に対して斜めに見ている感じになります。

単焦点レンズでも最近ではこのフレームに入れた時を想定して設計するレンズもあります。

フルオーダーメイドレンズじゃないにしてもフレーム形状に合わせて作るレンズは変にハイスペックレンズを買うよりもコストは掛からずにラインナップされるようになってきているので色んな意味で進化してきてます。

 

ここでは条件によって「何が良いか?」は非常に細かくややこしくなるので店頭ではお客様の度数やフレーム形状に応じて最適なものをおすすめさせていただいています。

 

 

 

 

 

そして遠近両用になると更に細かな設定が日常の見え方、快適性を大きく左右します。

まず下の画面を見ていただきたいのですが、私がテストで測定したときのデータです。

 

先程、メガネレンズは角膜から12ミリの距離で作用するように作られています。と書きましたが、それを決めないと度数が作れないのでそういう決まりがあります。

 

しかし最近こうして測定技術が上がってきて当店では遠近両用のお客様は100%この機械で計測をしていますが角膜とレンズの距離が12ミリ前後に収まるケースって結構少ないことに気づきます。

 

こちらの画面でいうと中央段の左側「頂点間距離」8.8ミリ・・・

 

 

12ミリと比較して3ミリほどの違いかもしれませんが度数が強くなればこの3ミリほどの違いでも1段階相当の作用の違いが出てきます。

 

 

眼との距離一つとっても度数の作用が変わってくるのでその他の数値の重要性もご理解いただけると思います。

 

 

じゃぁどんな眼鏡もフルオーダーレンズ(高価なレンズ)を使わないといけないのか?というとそういうことではありません。

 

遠近両用などは特に遠用アイポイントと言う遠くを見るポイントに合わせると一般的に近くを見る際に必要なより目の量なども考慮して設計されています。

その遠用アイポイントにきちんと合わせてあげればそのレンズが持っているスペックを十分に発揮できます。

 

そしてそのポイントに合わせるには最初のこの様なしっかりした計測と眼鏡の書け具合を含めたフィッティングというものが重要になってきます。

 

レンズが使用を想定した角膜頂点間距離、前傾角、反り角などの設計パラメータに近づけて合わせるようにフィッティングをすることによってより快適に使用できる眼鏡が出来上がるのです。

 

 

 

 

「なんだ!調整すれば済む話ならフルオーダーレンズなんて必要ないじゃん?」

 

 

と思われるかもしれませんが、基本的には眼鏡はこれらが調整しやすいようにデザインされているものが多いですが、必ず調整できるというわけではありません。

 

測定画面の時に書けている眼鏡はセルフレームで鼻あてが固定式のものが多いですが、これに限らず実はそこまで細かく調整できないフレームも多くあるのが実情です。

 

そしてやはり度数の強弱や違和感につながりやすい度数などによってフルオーダーレンズをお勧めさせていただくことが必要なケースもあります。

 

 

ほんとにここらへんは文章で不特定多数の方にご説明するのは難しく、来店されたお客様一人ひとりに合わせてご提案をさせていただきます。

 

 

「視生活を明るく快適に」

認定眼鏡士と認定補聴器技能者のいる店 

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