google.com, pub-2777072959988340, DIRECT, f08c47fec0942fa0

NOメガネ!NOLIFE!

視生活を明るく快適に メガネのイザワ

「めまいがする」

こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です。

 

先日お客様からのご紹介でご来店いただいた50歳女性のお客様。

 

普段はコンタクトを使用していて使用状況としては日中デスクワーク、運転などはしないという方で最近体調不良であることが多く相談した方が当店のお客様でそこからご紹介頂きました。

 

現状を確認してみると近視と乱視があり、現在使用中のコンタクトは近視矯正レンズを使用中、今まで使う中で眼科で検査をして遠くが見えにくい時は度数を少しづつあげていた。

 

ご本人的には「近視がどんどん進んでいる」印象でも「長期休暇時期には遠くが見えやすくなる。その時には近くが見えにくい感じ」

 

近方視に関しては特に別途眼鏡を使用したりはしていない・・・

 

 

これは仮性近視状態です。

コンタクト単焦点レンズで遠くも近くも見ようとして、年齢的にも両方をカバーするには調節力が足りなくなり結果無理をしてピントを合わせている状態。

 

仕事時期は近くを見るために調節力が近くを見る方向に凝り固まり、なんとか近くは見えているがいざ遠くを見ようとしても近いピントに肩こり状態、その時期にコンタクトの検査に行き「今回もう少し遠く見えるようにしておきましょうか?」と→度数を上げる→もっと近くが見えにくく無理がかかる・・・、ここからはわたしの推測も入りますが眼精疲労からめまいや肩こりなど体調不良に繋がっていると思います。

 

特にお客様には乱視もあるのでその見えにくさを補うために近視度数を少し強めに入れることによって遠くの「見える感」を補っていた部分も良くない部分です。

 

「一般的には45歳位から手元が見えにくくなりますよ」と言う定説は結構どなたにも当てはまります。

 

「俺いつまでたっても近く見えるし老眼にならないんだ」という方は結構いらっしゃいますがもともと近視の方が近く見えたとしてもそれは老眼じゃないとは言えません。

 

一般的に「老眼」と言う言葉も他のネーミングがないかな?と思いますが、直接的に近くの見えにくさの要因になっているのは調節力の変化です。

 

このグラフは近視も遠視もない人、正視眼の人が調節力をいっぱいに使ったときの限界距離の平均値をイラストにしたものです。

 

細かいことまで言うとあくまで平均値なので多少の前後はありますが50歳位の方で40歳位の調節力を持っている方は結構まれです・・・

 

今回のお客様は近視コンタクトを遠くのピントを少し犠牲にして近くを少しでも見えやすくもともと調整していると思いますが乱視の影響で遠くももう少し見たいと合わせれば近くは見えにくくなるし、近くをもう少し見たいとなれば遠くが見えにくくなるいたちごっこ状態・・・

 

そして結構皆さんに多く見られるのは「老眼を認めたくない」と言う部分が共通してあります。

 

もちろんわたしも「老い」と言う部分は感じたくないし認めたくありません・・・

さっき書いたように「老眼」と言う言葉も悪さをしていると思いますが、わたしがお客様にご説明する際には「この調節力の変化はすでに10歳から変化が始まっていて一般的に45歳位を堺に一般生活上の手元の距離が見えにくくなると言われています、しかし現代では手元の距離一つとっても多様化しています。スマホを見る距離は25~30センチくらい、新聞は印刷レベルが向上して更に字が大きくなったかも知れないが雑誌や文庫本などは結構小さく書いているものあるので結果的に近くで見るものが多いです。」とお話します。

 

グラフを見ていただければわかりますが45歳の距離は40センチと書いてあります。

これは「45歳で新聞が見えにくくなるので近く用の眼鏡をかけましょう」と新聞の距離が基準になっている啓蒙文言ですが、現代のスマホなどを含めて新聞を見るよりも近くで見る環境が多くなった現代を考えてみると「40歳から近く用の眼鏡をかけましょう」と言っても言い過ぎではないと思っています。

 

 

 

今回のお客様に対してはまずはコンタクトを乱視コンタクトに変更し、その上から弱い度数の遠近両用レンズを追加矯正するようにご提案しました。

 

まず遠近両用を勧めた部分には使用環境を伺うとデスクワークは大半を占めるが遠くの時計やホワイトボードや掲示物を見ることも含まれる、オフィス内を移動することもある。

 

このような環境から手元専用にするとその都度掛け外しする必要が出てきてメガネフレームにも負担が掛かることもありますし、何よりも第三者から見た時には明らかに手元用眼鏡感、老眼鏡感が出てしまう・・・

 

あとはこれはどうせ「眼鏡屋のセールストークと思われるかもしれませんが、将来的に遠近両用は必ずと行っていいほど必需品になると思います。今後調節力の変化が大きくなってきたときに「もう掛けないと辛い」となった時に加入度(度数の変化量)が大きいレンズを掛けようとすると違和感が出やすくなります。

調節力変化の小さい今のうちに掛ける度数はそこまで大きな違和感は出ません。

 

実際今回のお客様も「あれ?遠近てもっと歪んだり気持ち悪いのかと思ってた」とテストレンズの段階でおっしゃってました。

 

「今回の度数は見えないものを見えるようにする度数ではなく、頑張って重い荷物を持とうとした時に少し荷物を軽くしてくれるような電動アシスト自転車のような感じのレンズです。現在起きている体調不良は眼が頑張りすぎて疲れた影響も考えられるので日常の負担を少し軽減してあげたほうがいいと思いますよ」

とおすすめさせていただきました。

 

 

見え方の確認はちゃんとお客様の生活環境、使用用途を汲み取りしっかりを設定をしてあげることによって世界が全然変わると思います。

 

 

度数をしっかりとコンサルティングさせていただくことが眼鏡屋の重要な仕事だと思っています。

 

 

「視生活を明るく快適に」

認定眼鏡士と認定補聴器技能者のいる店 

メガネのイザワ
大田区仲六郷2-31-9
H.P : http://opt-izawa.com
facebookhttps://www.facebook.com/optizawa/