こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です
さて今日のタイトルは「えっ?」って思う方、その感覚、正解です。
眼鏡の度数は上げれば上げるほどどんどん良く見えるようになるわけではありません。
結構ほんとにそう思われている方がいらっしゃるのは事実です。
眼鏡の度数は基本的に遠くを見ている時にピントがずれている量を測定し、そのズレている分だけレンズによってピントを合わせています。
例えば眼のピントのズレ量が屈折力で4.00Dズレているところに4.00Dのメガネレンズでピントを合わせるといった感じです。
したがってもっと遠くをよく見たいから4.50Dのメガネレンズを掛けたとします。そもそもこの眼のピントのズレ量は4.00Dなので4.50Dを入れると0.50Dピントがズレることになります。
結局ピントを合わせようとしてるのに強すぎることによってズレちゃってます・・・。
今ここでは遠視か?近視か?は想定しないで数字だけの話をしましたが実際のメガネ作りには遠視近視乱視があり、更には遠くのピントがまず基準にはなりますが眼が実際の生活の中で「物を見る」というのは様々な距離のものを見ます。
一定の年齢までは調節力によって幅広くカバーすることができますが、調節力の低下とともに自分でカバーする幅が狭まってきます、それを更に眼鏡度数やレンズ種類によってカバーしなければならないのです。
屈折度は遠視度数は+(プラス)、近視度数は-(マイナス)で表されます。
正視は裸眼で無限遠方を見た時に調節力を使っていない時にピントが合っている眼のことを言います。
近視は上の条件で見た時にピントの合う場所が近くなった来たときの状況
遠視は近視の逆の状況・・・っていうのが一番簡単ですが、多分一般の方の感覚は「正視よりも遠くにピントが合ってるんだか正視より遠くがよく見えるんじゃ?」と思われるかと思いますがそうではありません。正視よりも焦点の距離が遠くなるというのは逆にピントがズレた状態を意味してます。
例えば近視の眼の方が近視レンズを強すぎるものを掛けると遠視の状態になります。
調節力のある眼であれば強すぎる眼鏡を掛けても自分の調節力の範疇でピントを合わせることができますが疲れます。
普段眼鏡使わないで大丈夫だよ~(視力が良いよ)という方でも長時間の近くの細かい作業をしてると疲れると思いますが全くその状況と同じようなことが起こります。
あとはその他のケースとしては完全にピントを合わせた時に必ずしも矯正視力が1.2とか1.0とか出ない場合があります。
その場合は眼鏡の度数だけじゃなく眼科的な要因(白内障や網膜等病的な要因)の可能性もあるので私の場合は眼科さんを紹介するケースも少なくありません。
眼鏡屋って今や雑貨品のようにどこでも変えて格安なお店も多く存在しますが、やっぱり眼科との連携は必要です。
私が眼科さんへ紹介して白内障が発覚したケースも多くありますし中には網膜の病気が見つかったり脳梗塞の疑いがあると言われたというケースもあります。
製品的な部分も格安品はお勧めしませんが大事な身体の一部である眼を見させていただくというのはやっぱりそれなりにキャリアのあるお店で見てもらうほうが安心感高いですよね。
洋服のようにサイズを間違えても体調には影響しません。そしてまた合う洋服を買えばいいだけですが、眼鏡の場合はそうは行きませんのできちっと相談できる眼鏡店を探してくださいね。
そんな中で私こんな活動もしています。
偉そうに私が活動してますなんて言えませんが、日本全国にある意識の高い眼鏡屋さんのグループができましたので是非こちらのブログなんかも読んでみてください。
いろんな眼鏡屋さんがいて面白いですよ(笑)
MORE快適眼鏡研究会H.P.
https://more-kaitekimegane.jimdofree.com/
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