こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です。
今日は午後から大久保にある眼鏡の専門学校、東京オプトメトリックカレッジで開催される認定眼鏡士の更新に必要な指定講習である生涯教育に行ってきました。
今回の内容は
1時限目 「眼鏡技術者として知っておきたい眼疾患」(屈折に関係する眼疾患と全身疾患)
2時限目 「資格制度について」
でした。
1時限目は眼鏡関係のセミナーを多数おこなっているかわばた眼科院長の川端先生でした。
川端先生の講義は眼科と眼鏡屋を連携するために必要な知識を題材にお話されることが多いのでかなり身になる内容が多く、先生がセミナーを受ける際に先生が講義される場合は必ず出席するようにしています。
今回は主に出てきた眼疾患は翼状片、円錐角膜、白内障、糖尿病にまつわる合併症でした、その他にも流れの中で網膜はく離の治療による影響のお話や硝子体剥離の影響など幅広くお話いただきました。
もちろん眼鏡屋としては病気を見極めることはできません。ただご本人も自覚がない状態でメガネをお作りにいらした際にスムーズに眼科さんへご紹介できるように見極めるポイント的な部分もお話いただきました。
普段もメガネを作りに来た方が「あれ?おかしいな?」と言う時には眼科紹介をさせていただくことはよくありますが、場合によっては度数を変えて視力が出る場合でも眼病が潜んでいる場合があります。
しっかりと知識としては知って置かなければいけないことばかりで、ざっくりと「白内障」というだけじゃなく白内障の種類による症状の違いやその後治療したときに変化しやすいポイントなどもわかりやすく教えていただきました。
セミナー中、翼状片の手術動画を見たのですが、眼鏡屋は結構白内障手術動画とかも見慣れているから~と思っていましたが、白内障手術は出血がないからなんでもないですが翼状片の手術は出血が多く結構パンチ力ありました(笑)
そんな中ドクターは当たり前だけどへっちゃらに翼状片あるあるみたいな小話をはさみながら喋ってましたwww
眼球解剖学ではお馴染みのチン氏帯の名付け親チンさんはドイツ人と聞いてへぇー!!
無意識的にニュアンスから中国人を想像してたんだなと自分の中で再確認しました(笑)
2時限目の資格制度についての内容は
現在、「認定眼鏡士が国家資格になる」と私が専門学校にいるときから言われていて今に至りますが・・・・
その件について、最近の進捗についてのお話がありました。
まぁ主要先進国中、資格を持たなくても眼鏡屋ができるのは日本だけと言っても過言ではありません。
業界的にはお客様が眼鏡を作る際のクオリティアップのために公的な資格にしようと動いています。
ただもうすでに資格なく当たり前のように眼鏡屋ができる日本でこれを整備するのは容易なことではないと思います。
逆に各眼鏡屋に資格を持たせるようにするために既得権保護という名目で現状の眼鏡屋さんがみんな同じ資格を持ったらなんの意味もないとわたし的には思っちゃうんですけどね・・・・
少し前にコンタクトレンズが高度管理医療機器になり日本での認可を受けていない商品は販売できないことになりましたが、この既得権の関係で今まで認可を受けていなかったものが結局認可を受けて公的に販売できるようになったものもあります。
当初から国内でちゃんと(医療器具承認番号を取得して)販売をしていたメーカーさんと今までちゃんとしていなかったメーカーのレンズが同じ土俵に上がっただけで、根本的にコンタクトによる事故を減らすのが目的だったことが、逆に統制できなくしてしまったように思います。
眼鏡屋としては自分の立場を守りたいと思うよりも、今まで以上に雑貨のように販売している眼鏡が増えてしまうんじゃないか?と余計な心配をしている私がいます。
「視生活を明るく快適に」
認定眼鏡士と認定補聴器技能者のいる店
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