こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です。
さて今日は眼鏡屋的にはメガネを掛けてほしい眼なのに、たまにある掛けてくれないケースのお話です。
もちろんお店側の言い分をお客様側がすべて了承するという事はなかなか難しいです。
というのもお店側が理想とするものをすべて盛り込むとそれなりに高額になるケースがあります。
これは高いものを売りつけたいと言うわけではなく、度数の性質上ハイスペックレンズが必要だったりそのハイスペックレンズを使うならより品質がよく掛け心地もよく永く快適にお使いいただけるフレームの提案だったり、ブルーライトカットや裏面紫外線カット、HEVをカットし眼病予防が期待できるレンズだったり・・・
お客様の眼のことを思えばこそ、様々な選択肢があります。
しかしここらへんはお客様の予算とメガネに何をどこまで求めてるか?何が必要か?と言うところコストと機能の部分でお客様のご満足いただける所をおすすめすることになると思います。
今回お話したいケースは、メガネその物を普段から掛けていただきたいけど「鬱陶しいからつい外しちゃうんだよね」と言うパターンです。
遠視と乱視がそこそこにある方に多いケースですが、もちろん視力的にはあまり良くないのですが、もともと遠視がある方って若い頃は同級生の中でも視力が良かった事が多く、感覚の中でも「自分は視力(目)が良い」と思っている方が多いです。
そしてもう一つはある年齢までは自分の調節力でカバーしてしまうので確かにそれなりに見えてたんですよね。眼が頑張れば・・・
そもそも眼鏡屋的に考えれば「眼が頑張って見ている」事自体が基本的には良くないです。(頑張るべきところもありますが)
遠視の方の目の状態をお客様にお話しする時に私がよくたとえ話に出すのは
「普段から持たなくて良い荷物を持っている状態です。そして近く見る時はすでに荷物を持っているにも関わらず更に荷物を持たされる状態です。」
とお話させていただくと状況はご理解いただけます・・・
そして矯正した眼鏡をかけていただくと「オーやっぱり裸眼よりよく見える」とおっしゃっていただけます。
ただそれでも「やっぱり眼鏡を掛けてることが鬱陶しいから外しちゃうんだよね・・・」
非常に歯がゆい・・・
もし眼科医だったら「これは眼鏡を掛けたほうが良いですね」と言って処方箋を出すんでしょうけど、眼鏡屋の場合はその先に眼鏡の販売があるので、お客様から見て「売りつけられた」と思われるんじゃないか?と言う恐怖もあります・・・
もちろん必要なものはしっかりご説明してご納得いただけるケースも多々ありますが、なかには老眼鏡を何回か作りにご来店いただいてる中で、ようやく普段がけ用の眼鏡をお作りいただくケースもあります。
眼鏡屋としてお客様の「視生活を明るく快適に」したいという思いが強いので時にはご無理を承知でお勧めしてしまうことがあります。
あっ逆にお客様が「より薄型が良い」と言っているにもかかわらずフレームと度数の組み合わせでレンズ厚みを計算した上で素材ランクを下げる提案をする事もあります。
これはレンズの素材は薄型の高いほうが必ずしも優れているわけではないからです。
より薄型素材のほうが当然レンズの厚みは薄くなりますがその弊害も実はあるんです。
一人ひとりにより快適な眼鏡を今後もご提案していきたいと思っています。
「視生活を明るく快適に」
認定眼鏡士と認定補聴器技能者のいる店
メガネのイザワ
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