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視生活を明るく快適に メガネのイザワ

視力検査のときの赤と緑

こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です。

 

突然ですが、眼の検査をした事がある方、「赤と緑の中に書いてある文字どちらが見えやすいですか?」と聞かれたことありませんか?

↓こんな感じのやつ

 

何回か見せられて「何を調べてるんだろう?」と思われる方も多いと思います。

 

これは今見ているピントの状態がどうなっているかを確認するための視標です。

 

ただ単に見せればいいだけじゃなく眼鏡屋は原理を理解して使わないと全く意味のないものになるんですが(笑)

 

じゃぁどんな原理なのか、簡単に説明してみようと思います。

 

光は波長によって色が変わります。

人間の目に見える光は以下のような辺りですが、左側の部分が短波長、右に行くと長波長となります。

その光の中でも人間の網膜が一番敏感に反応する光は黄色辺りです。

 

黄色は570nm~590nm辺りだと言われています。

 

人間の目に見る光、可視光線の中でもど真ん中よりは少し長波長寄りですね。

 

人間が物を見る時もちろん眼球に入ってきた光にピントを結ぶためには角膜、水晶体というレンズを通って網膜にピントを結びます、このレンズを通る時に光は色収差と言って、色ごとに微妙にピントを結ぶ位置が違います。

長波長の赤側は奥にピントを結び、短波長の紫側(青側)は手前にピントを結びます。

 

この色収差をうまく使ったのがレッド・グリーンテストと呼ばれる先程の赤と緑の視標なんです。

 

えっ?じゃぁレッド・ブルーテスト、もしくはレッドパープルテストでも良いんじゃん?って思われる方もいらっしゃいますかね?いないか・・・?

 

先程「黄色は可視光線の中でもちょっと長波長より」と申し上げました。

黄色の波長である570~590の間を取って黄色は580nmとしましょう。

そして赤色はグラフの700nmだと赤すぎるので610nm位を使っていると思います。

 

580nmと610nm差は30nmです。

 

では赤の反対も同じくらいの振り幅にしないとおかしくなるので

580nmから30nm引いた550nm辺りを使えばいいじゃないか!!

 

ということで550nm辺りはだいたい緑なんですね~。

 

もし赤側をもう少し波長の長い辺りを使っていたら反対側の緑はもう少し青色っぽい緑を採用していたんでしょうかね?

それともこの上下に30nm位の差がメガネレンズ度数のチェックをするのにちょうどいい光学的要因があったのかもしれません。

 

まぁどちらにしてもこれ以上に波長の差が大きくなると精度的なばらつきも出ちゃうんだろうなぁ~なんて思います。

 

ココらへん私なんかは序の口で詳しい方は是非コメント欄にでも見解をいただけると盛り上がります♫ついていけるかはわかりませんが・・・

 

 

理由がない視力表を世界共通で使っていることはありえませんが、視力検査についてはかなり昔から基本的な方法は変わっていません。

 

視力検査でよく使われるランドルト環という輪っかの切れ目のどちらが切れているか?と言う検査も100年も前にランドルトさんが作って現在も当たり前に使われています。

 

機械がどんなに新しくなっても目の検査って結構今でも原始的なんですね~。

 

もちろん中には最近の機械じゃないと測れないような技術も少し出てきていますが、まずは基本中の基本を知らないことには新しい機械も活かせないと言ったところでしょうか?

 

 

 

 

「視生活を明るく快適に」

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