こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です。
先日、眼科へ高校生の女の子が「遠くも近くもぼやけて見える時がある」と言う主訴でいらっしゃいました。
話を聞くとそれが起こるのは「たまにそういう時がある」と言った感覚。
部活でテニスをやっているが「たまに距離感がつかみにくいときもある」と言ったことも。
とりあえず視力チェックをさせていただきました。
裸眼視力 右目1.2 左目0.6
左右に見え方の差がありますね。
距離感がつかみにくい時があるのは主にこの左右差が原因でしょう。
じゃぁ遠くも近くもぼやけて見えるというのはどこから来るのでしょう?
眼の度数をチェックしていきました。
そうすると右目は弱い遠視と弱い乱視
左目は弱度の近視と乱視
と言った状況でした。
この度数から推測すると普段は右目で遠くは視力が出ているがそれでも眼が一生懸命、常にピントを探しながら合わせている感じ。
左右の目は一般的には連動して動作しようとするので近視である左目はピントを合わせようと力むほどにピントはズレていきます。
自覚的にはそんな感じは無いでしょうが頭の中の映像処理班は困惑した毎日を送ってて働きすぎのブラック企業みたいになっていたでしょう・・・
更に追い打ちを掛けるのは乱視度数。
どこにもピントがバッチリ合わない状況で上に書いたような状況なのでカメラ班(眼球)と編集映像処理班(脳)は
脳「ちゃんとピンと合わせろよ!!」
眼「んなぁこと言ったって映像処理するのお前らの仕事だろ」
みたいなやり取りをしていたかもしれません(笑)
どちらかが職場放棄をした時に「ぼやけて見える」「距離感がつかみにくい時がある」「ダブって見える」が起こっていたと想像できます。
検査の状況を一緒にいらしたお母様にお話すると「そういえば小さい時に遠視があると言われたことがある、遠視矯正を強くは勧められなかったというかこのまま様子見ましょうと言われたので矯正したことはない。その時したほうが良かったんですかね?」と
まぁ「今となってはその頃にどのくらい遠視があってどのくらい裸眼視力、矯正視力共にどのくらいあったのかがわからないのでなんとも言えませんが現在は矯正をすれば両眼とも良好な視力が出るので問題はないと思いますが、今は眼鏡によって見えやすい状況を作ってあげるほうが良いと思います。」とお伝えし眼鏡処方箋を作りました。
一応、眼位検査で視線が外側に向きやすい外斜位もありましたが、まずはそれぞれの見え方のバランスを取ることによって眼と脳が協力しあって快適に仕事ができやすい環境にしてあげることが先決でその旨もお母様にはお伝えしておきました。
まだまだ若い眼なので眼鏡を使い始めた後も定期的にチェックさせてくださいねとお伝えしました。
これで部活も勉強もバリバリ出来る視生活になれると良いなぁ~♪
「視生活を明るく快適に」
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