こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です
先日、当ブログをご覧頂いてご来店いただいたお客様がお持ち込みいただいたフレームがレイバンウエイファーラーデニムのレンズ交換!!
いろいろなお店でレンズ交換を断られてしまってネットで探していたところ当ブログを見つけていただいたようです。
普段なら私もお断りする可能性が高いフレームですが(笑)今回お客様より「フレームが汚れたりしても全然気にならないからやってくれと・・・、最悪レンズが取れないようであればレンズを割っても構わない」と・・(笑)
チャレンジするのは大好きなのでそういうことであれば!!とお受けしました。
まず第一関門、このフレームは本物のデニム生地とアセテートのミルフィーユ状態になっているのか?普通のフレームと同じような方法でレンズが取れるのかすらわからなかったので「まず取れるか確認してみますね」とお預かりしましたが、結構大きな問題もなく取れました。
サングラスも可愛いけど普通のフレームとしてもインパクトがあってオレンジという色も可愛い♫
で次の関門はレンズサイズ。
丸生地のレンズを削って入れる際にフレーム材質によって大きめに作るか小さめに作るか普通ならノウハウがあるので難しいことではないんですが、なにせ初めての素材かなり大きめな状態から恐る恐るサイズを詰めていきました(笑)
そこで新たな素材として浮上した問題点というか気をつける点はフレームが基本布製なので削ったあとの汚れた水を吸ってシミになってしまうと思うので毎回綺麗に拭いてサイズ確認。
ほかのメガネが汚れていいわけではありませんがより気をつけなければいけない感じです。
そしてサイズが決まったら最終的に枠入れをしますが、そのサイズを決めるのがまた難しい。
キツめでいれると多分生地は痛む(ほつれるような感じ)になりそうだしそれを見越して緩めにしてしまうと今度中に入った時にゆるくなってしまう・・・
そんなことを考えながらなんとかしっかり出来ました。
今回は遠近両用。
最後お渡しの時にこのアイポイントマークを消すんですが、最近のはコーティングが良くなった分このマークも頑丈になってきました(笑)昔はセロテープでちょいちょいやれば剥がれたんですがアルコールをしっかり染み込ませないと取れなくなっているので枠入れの前に剥がしておけばいいんでしょうが、お客様に最終的にかけていただいて位置の確認をしたかったので残してありました。
そのアルコールではがす際にまたフレームがアルコールを吸わないように際の方はじっくり消しました(笑)
お客様も大変喜んでいただけたようで私も楽しく加工をしました(笑)
現在ではデニム生地のウエイファーラーはあるもののウエブの最新カタログではこのオレンジデニムは無いようですね・・・
今後ウエイファーラーデニムのレンズ交換依頼が来た際にはそれなりのデメリットというかリスクをご理解いただけるお客様であればお受けするかもしれません・・・・
今回お客様にブログアップして良いか確認させていただいたところ快く「使ってください」と仰っていただけました♫
メガネのイザワ
大田区仲六郷2-31-9