こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です。
関東梅雨明けましたね。
いつもより遅いらしいですが、雨がいつまでもシトシト降る感じじゃなかったのであまり梅雨の煩わしさがなかったような気がします・・・
水不足があまり解消されていないようなのでそちらのほうが心配ですね。
さて今日はレンズ選び、夏編?とでもいますか、最近では一本のメガネでなるべく多くをカバーしたいと考えている方増えていると思いますが、細かく用途別にメガネを分けようとするといくらでも専用品が作れるほどレンズだけの種類をとっても多種多様になっています。
例えば普段用、仕事用、ドライブ用、パソコン用などなど、こうやって種類を挙げると遠近両用世代の人種類かと思われるかもしれませんが今日はレンズのカラーを中心に置いた時の考え方?をピックアップしたいと思います。
一言にカラーと言っても様々な思想で作られているので選ぶ方も進める方も大変になっているのは事実です(笑)
カラーをメガネレンズに付ける大元になっているのはまずは防眩効果(ぼうげんこうか)眩しさを抑えるために付けるカラーです。
一時期テレビなどで「眩しさを抑えるためのカラーは濃すぎると逆効果で視界が暗くなったぶん瞳孔が開き周辺からの紫外線が眼内に入りやすくなるために良くない」と説明した方がいらして結構お客様からも「レンズは濃すぎると良くないんでしょ?」という風によく言われました。
確かにその理論も一理ありますし、レンズは紫外線カット99%以上になっているので理論上レンズを透過する紫外線はほぼカットされていますが、裏面反射(レンズの裏面からの反射)によって結局目の中に紫外線が入ってるケースもあります。今ではその裏面反射を対策したUVカットレンズも販売されています。
なのでやっぱり真夏の海辺の日差しを遮る、または冬の雪山の上からも下からの反射する眩しい光を抑えることに関しては濃いカラーが必要な時もあります。そんなときはスポーツタイプサングラスのように顔に沿うようなタイプであったりレンズ脇にフードが付いているタイプ、またはいま説明したような裏面UVカットレンズなどを使うとより安心して使えるのではないでしょうか?
だた濃いレンズカラーは事運転の時などではトンネルに入った時に暗くて見えにくくなりますし、運転以外でも例えば人と会った時に目が見えないのが気になってメガネを外すことになったり、不自由な側面もありますので、プライベート時の特定の時にしか使えない物になるかと思います。
そこで運転なども含めてなるべく幅広く使おうとなるとカラー濃度を抑えてくる事になると思いますが、最近ではフィルターレンズと言って目に見える光の波長を染色方法や染料によってコントロールし眩しさの原因になりやすい波長を抑制し比較的、低濃度のカラーでも眩しさを抑えやすいので、実際に眩しさを感じやすいけど普段から掛けたいという方にも好評です。
そのほかにも染色だけではなく偏光レンズや調光レンズというものもあります。
調光レンズは紫外線の刺激によってレンズに色が付きます、紫外線刺激の少ない室内などに入るとほぼ無色に戻ります。
一見眩しい外に出た時には色が濃くなって室内に入れば薄くなるので万能に使えるレンズのように思えますが、まずは季節によって(温度)色の変化の仕方が違います。
冬の寒い時により濃く変化し、暑い夏にはあまり濃くなりません・・・と言っても夏場でも50%位の濃度になるので眩しさよけとしては問題ないレベルですが、夏の方が濃くなって欲しいですね~(笑)
偏光レンズは偏光フィルターというものによって特定の反射光だけをカットできます、例えば車を運転している時にフロントガラスに映り込むダッシュボードだけをカットしたり、水面に映る反射光だけをカットする特殊なレンズです。釣りが好きな方にも評判の高いレンズになります。
一言でカラーと言ってもこれだけ種類があり、これに更にレンズ設計や種類が入ってくると的確にお客様におすすめする側も結構悩むことがあります(笑)
お客様も事前にどんなシチュエーションで主に使いたいか、こういうのは使いづらいな、などある程度シュミレーションをしてからお店に行くと間違えない自分の納得のできるメガネに出会いやすくなるかもしれませんね~
メガネのイザワ
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