こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です。
先日より何回かに渡って眼鏡が出来るまでの流れを書いてみてます。(何回かと言っても今回3回目w)
一回目、メガネの検査について
http://ameblo.jp/opt-izawa/entry-11326724273.html
二回目検査をしてからメガネの度数決定
http://ameblo.jp/opt-izawa/entry-11328146652.html
そして今回はアイポイントのお話
まずはアイポイントってなに?という方が多いと思いますが、単純に言うと「目の位置」です。
レンズには光学中心というものがあって度数が発生する中心があります。
単純に丸いレンズのド真ん中が中心とは限りません、その光学中心からずれてしまうと設定通りの度数にならないどころか、プリズム作用と言って光が曲がってしまいます。
お風呂とか水にまっすぐな棒などを斜めに入れると曲がって見えるのと同じような理屈です。
単焦点レンズであれば比較的柔軟に対応できますが(ずれていいというものではありませんが)
遠近両用はさらにシビアになります。
遠くと近くの度数が共存している遠近両用はお客様の度数と使用用途などを考慮して設定しなければ全く使いづらい物になってしまいます。
中には、トラックドライバーの方で10㌧ダンプのような背の高い車に乗ってる方と、タクシー運転手のような目線の低い車にのってる方の仕事用の眼鏡だった場合でも遠近レンズのアイポイント高さの設定は異なることもあります。
これは運転している際の目線が違うからです。
こういったことから、どんなに正確に検査をして度数を決定してもアイポイント次第で台無しになることも普通に考えられます。
なのでいつも「危険だな~」というか心配なのは眼科処方の場合、眼科で検査して度数を決定した経緯がわからない状態でお受けするときには二度手間になるかもしれませんがお客様に使用状況などをよく聞きます。
結構、みなさん「眼科でちゃんと検査したんだから処方箋通りにメガネを作ってもらえばいい」と思っている方も多いと思いますが、メガネを作る上では処方箋に書かれていない数値もかなり重要ですので、眼科処方箋でメガネをお作りする際には少しこういった部分を知っていただくとよりいいメガネになりますよ~♫
同じ処方箋でもいいメガネになるか使いづらいものになってしまうか?はメガネ屋(スタッフ)次第といった感じでしょうか。
メガネのイザワ
大田区仲六郷2-31-9