こんにちはメガネのイザワ伊澤康一郎です。
今日のタイトルは一般の方が聞くと「何だそりゃ?」と思われると思いますが、子供の時期の遠視は表面に出にくい場合があるのでじっくりとまさにあぶり出すように検査をしてあげないと出てこないことがあります。
いや正確に言うとじっくり通常の検査をしても全貌を表さないケースのほうが多いかもしれません。
なので子供の時期の「眼の検査は眼科で!!」という所以はそこにあります。
眼科に行くと何が違うの?と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、眼科でお子さんの検査をする時には、調節を掛からないようにする目薬を使って検査をすることがあります。
これをしないと調節の介入により正確な度数がわかりません。
すでに眼科処方箋により眼鏡を作っている子の作り直しはお店でチェックする場合もあります。
前回眼鏡を作ったときより成長していることもあるしすでに遠視の場合は眼鏡を掛けていることによって無用な調節介入が起こりづらいからです。
しかし、今日は視力が出にくく「おかしいな?」ということでじっくり時間を掛けて、言い方が悪いかもしれませんが言葉巧みに騙しながら(笑)検査をしたら、なんと前回よりも強い遠視が出てきました!!!
前回の眼科検査の時は調節麻痺剤を使っていると思うんですけど、効きが甘かったのかなぁ?
今となっては私にはわからないことですが、実際に今日検査した子は遠視が出ちゃったんですね~。
近視が一時的に強くなるというのは、調節力の介入によって疑わしき度数ですが
遠視が一時的に強くなるという事はありえないので、逆に強く出たほうが本当の度数ということになります。
ちょっと言葉では伝わりにくいと思ったのでイラストにしてみました。
眼の検査というのは無調節状態の屈折度を測ることが大前提です。
正視や近視の方は遠くを見ようとした時に調節力を弛緩させることが身についているので簡単に無調節状態に持っていくことはしやすいですが、遠視の方は裸眼状態では調節力を使ったほうが「正視状態」に近づくのでなにか一生懸命見ようとした時には調節力を力ませることが身についているケースがあります。
特に成長期のお子様はまだまだ眼の使い方を学んでいる状態なので「見ようと頑張っているのに逆効果」みたいな事があるんです。
それを先程、上に書いたように言葉巧みに眼と脳を騙しながら検査をしていきます。
そうすると本来あるはずの隠れていた遠視が徐々に姿を表してきます。
コンピュータ検眼だけではわからない本当の度数を出すことができました。←本来当たり前
数をこなす量販店のようなお店ではなかなかじっくり検査しないんでしょうね・・・・
お子様に限らず調節の介入は大人にも十分にありえます。
ぜひ眼鏡を作る際はじっくりと眼を見てくれる信頼のできる眼鏡屋さんで確認してくださいね。
「視生活を明るく快適に」
認定眼鏡士と認定補聴器技能者のいる店
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