新年明けましておめでとうございます。
メガネのイザワ 伊澤康一郎です。
本年もよろしくお願いいたします。
早速ですが、時計の電池交換に来店されたお客様とのお話。
「最近老眼かなぁ、遠くお見るときもたまにぼやける」と・・・
まず根本的には老眼で遠くがぼやけることはありません、が噛み砕いていくと「老眼」と言う症状がトリガーになって結果的に「遠くが見えにくい時がある」と言うことに繋がることもあります。
というよりは一般的にはそう実感される方のほうが実は多いのかもしれません。
ではどんなメカニズムかというと。
私達眼鏡屋の感覚からお話すると遠くがたまにぼやけると言うことはぼやけない時もあるということですね。
「遠く」の基準も人それぞれなのでここも一つ突っ込みどころなんですが・・・
この「遠くがたまにぼやける」と言うワードだけで基本的には遠視を疑います。
乱視もあるかもしれません。
どちらにしても「老眼」とはまず違う部分に見えづらさがあるのです。
じゃぁ遠視がどういうことかと言うと、基本から言うと
眼が調節力を使っていない無調節状態の時に無限遠方からくる平行光線が角膜、水晶体で屈折をして網膜上にピントを結ぶことを正視といいます。
対して遠視は上と同じ状況でピントの結ぶ場所は網膜の後方です。
遠視の度合いにもよりますが、この時無調節状態でピントが後方に合っても自分の調節力を使うことによって網膜上にピントを持ってくることは出来ます。
という事は
近くを見るときには遠くを見る時に使っている調節力よりも更に強い調節力を使ってピントを合わせなければいけないので人一倍疲れます。
その疲れた状態でいざ遠くを見ようとしてもどのくらいの力でピントを合わせたら良いかわからずに遠くもぼやけるというような状況になっていると思います。
お裁縫の時に針に糸を通す場面を想像してください。
もともと不得意な方もいらっしゃいますが、針に糸を通すって結構、繊細ですよね?
例えば糸通し、普段はすっと出来るとします。
では糸通しする前にコップに注がれた水を持ったとしましょう。
その後に糸通しをしても同じように出来ると思います。
では極端に満タンの灯油ポリタンクを運んで、その直後に糸通しをしたらどうでしょう?
すっと出来ていたものもなかなかうまくいかないと思います。
眼にも同じようなことが起こっています。
それでは、これから糸通しをしようと言うときにはなるべく満タンのポリタンクを持たないようにしたいですよね?(笑)
それか日常的に糸通しをするならポリタンクの中身をなるべく軽くしたいと思いませんか?
まぁ糸通しとポリタンクに例えてしまったので話がおかしくなりそうですが、眼の場合はそれが出来るんです。いややらないほうがおかしいというか・・・
今回のケースの場合、「遠視、乱視」があるのにそれに気付かず放置されているケースです。
弱度の遠視や乱視は気付かないで過ごしている方も多くいらっしゃいますが、眼鏡によってケアすることによって
「ほんとはこんなにハッキリ見えんだ!」「こんなに楽なんだ!!」という実感されるケースが多々あります。
少しでもこの話題に引っかかることがある方はぜひ眼鏡店で「視力だけ見てくれる?」で構いませんので見てもらってください、自分の知らない自分の目のことがわかるかもしれませんよ?
「視生活を明るく快適に」
認定眼鏡士と認定補聴器技能者のいる店
メガネのイザワ
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