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NOメガネ!NOLIFE!

視生活を明るく快適に メガネのイザワ

検眼室の明るさ

こんにちはメガネのイザワ伊澤康一郎です。

 

今朝、番組のスッキリで「老眼」についてやっていましたね。

 

老眼にならないようにトレーニングすると言っていましたが、朝の時間だったのでじっくり見れていないのですがなんだか語弊を生みそうなタイトルだなぁ・・・と思ったのが本音です。

 

例えば「肉体的に老人にならないようにトレーニングする」といったらどこまで信憑性があるか?(笑)

 

いや確かに登山家の三浦さんのように日々トレーニングをして元気な方も多くいらっしゃいますがみんなが同じことをやったら必ずあの方のようになれるか?と言ったら・・・・

 

まぁ私も細かく見ていないので話の着地をどこにしたのか気になります。

 

その中でも最近よく出てくるワードとしてスマホ老眼とかも出ていましたね。

 

スマホ老眼というのも確かに一般的に老眼と言われる年齢より以前の20~30代の方が一時的に見えにくくなる事を指している場合もありますが、私の感覚では

 

45歳位から老眼が始まると言われ始めた時代よりも現代はスマホを筆頭に生活環境の中で物を見る距離というのが近距離化している部分もあると思います。

 

昔は40センチ位の距離が見えにくくなると老眼が始まったと言われていますが、老眼の原因となる調節力の低下は実は20代から始まっていてだんだん低下していく調節力がちょうど45歳位で40センチ位で見えにくくなるからです。

 

スマホを見る距離はだいたい25~30センチくらいで見る人が多いでしょうか?

その場合35~40歳位で見えにくくなる事になります。

 

なので現代の視生活環境を基準に考えると老眼年齢は低年齢化していると言っても過言ではないと思います。

 

 

前フリ長くなりましたが・・・・

 

今日は視力検査をする部屋(場所)の明るさについて書こうと思っていましたww

 

私は生まれた時から自宅が眼鏡屋ですが、私の中の感覚として目の検査をする部屋は暗室か半暗室が当たり前だと思っていました。

 

実際、昔の眼鏡屋、昔の眼科は比較的暗い部屋で視力検査を行うことが多いと思いますが、現在の眼鏡屋、眼科は結構明るい部屋で行っているイメージがあります。

 

そこで視力検査室の基準を調べてみました。

補聴器関係の場合は聴力検査室や無響室などはJIS(日本工業規格)で細かく基準がありますが、メガネに関しては視力表などの定義はありますが検査をする部屋について決まりがあるのは「50lx以上」としかありません・・・

 

しかもこれは視力検査装置に関するJIS規格の中の一行だけ先程の「50lx以上で視力表の輝度を超えてはならない」とだけ書いてあります・・・・

あんまり重要視されていないんですね・・・

 

 

でもよく考えると人間の眼は明るさによって瞳孔径が変わります。

明るければ縮瞳するし暗ければ散瞳します。

 

カメラで考えると、絞りが変われば焦点深度と言うものが変わりピントが合う幅が変わります。

 

部屋が明るすぎる場合縮瞳してピンホール効果によって焦点深度が深くなれば多少レンズ度数が前後しても見えている状態になります。

つまり誤差が生じやすいと言うことになるはずなんです。

 

今業界では昼の視力と夜の視力が変化する人がいると一部で言われていますが、そもそも検査室の基準も曖昧な現状で起こっているのが疑問です・・・

 

「じゃぁ検査室は暗いほうがいいのか?」と言われると暗ければ暗いほうがいいというわけでもないと思います。

 

今度は眼の中の映像を投影して感知する部分、網膜の問題です。

 

網膜には2つの細胞があり明るい光を感知する細胞と暗い光を感知する細胞があります。

実際にどのくらいの明るさでそれぞれの細胞が反応するか明確な部分はわかりませんが、一般的には暗い所で反応する細胞は月明かりが入るくらいの室内、最初に触れた50lx以上なければならないと言うのはこの月明かりが入る室内よりも暗くなってしまうからだと思います。

 

 

先程挙げたJIS規格も1988年に改定をされているようですが、多分もっと古いだろうソースにも同じことが書いてるので昔からの規定をそのまま引き継いでいるんだと思います。

その昔の視力表はポスターのような視力表に蛍光灯を当てているものや電球色の行灯のような視力表や投影式のものが日本では主流でした。

投影式と言っても今のプロジェクターのような明るさはなく電球色が映し出されるような感じです。

 

現在の主流となっている視力表は液晶画面に映し出す物が多いですが当時と比べたら明るさは雲泥の差があります。

 

この昔の基準が残って視力表の明るさが明るくなったので部屋の明るさが明るくても問題ないという流れなんでしょうけど、実際、眼の機能を考えると良くないんじゃないかな?と思っています。

 

メガネのイザワでは今でも半暗室状態で検査をしています。

 

先日照度計アプリと言うものを発見したので簡易的なものでどこまでの精度があるのかはわかりませんが調べてみました。

だいたいいつも検査する時の明るさで100lx位

検査中は付けない半分の照明をつけると500~800lx

全点灯すると1600~1800lx

位でした。

 

半分つけるまではまだいいですが全点灯は流石に私の感覚では明るすぎる印象でした。

 

みなさんもメガネを作る際、眼鏡店や眼科でどのような環境で視力検査をしているか見てみてください。

 

 

「視生活を明るく快適に」

認定眼鏡士と認定補聴器技能者のいる店 

メガネのイザワ
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