こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です。
あっという間に10月になってしまいましたね・・・
毎年恒例、夏が終わって、9→10月になる時には「1年て早いなぁ・・・」と言ってしまいますww
さて今日はプラスチックフレームの鼻盛り修理についてです。
一言に「鼻盛り修理」と言っても今はセルフレームと言われるプラスチック素材にも様々なものが存在しています。
一般的に(業界的に?)は
セルフレームというものは基本的には
そして最近増えてきているものはその他の樹脂素材
TR90やウルテム系とその派生系の素材も多く使われるようになってきました。
エンプラ(エンジニアプラスチック)と言って工業系などでは素材単価も安く耐熱性や耐薬品性に優れていると言うことで様々な業種で使われていますが、鼻盛りをするにはちょっと厄介なんです・・・
耐薬品性・・・
鼻盛り作業の際元々ついてる鼻あてを削り土台を作って新たな鼻あてを接着します。
その際に使う接着剤は素材同士を溶かして溶着させます(溶着という表現が間違っているかもしれませんが)
TR90やウルテム系の素材はこの溶剤では溶けないので接着することが出来ません・・・
左側の3種類は土台を平らに作って新たにつけるタイプ
右側の2種類は元々ある鼻あてに厚みを出すように貼るタイプです。
右側の上から貼るタイプは耐薬品性の高い素材でもエポキシ系の接着剤で貼り付けることは可能ですが十分な強度が出ない場合があります。
UVレジンで貼り付ける場合もありますがこちらもセルアセチに接着したほどの強度は出ません。
ただ過去にもお客様に十分にご理解いただいて作業したことはありますのでそのような素材の場合でもご相談いただければと思います。
その他にも金具付きの鼻パットに変更することもあります。
写真の下の部分は土台部分にアセテートがついているのでセルアセチ素材のフレームにしか使えませんが、上の段は素材に圧入して差し込むタイプです。
これも基本的にはセルアセチ素材のほうが適していますが弾力性の高い樹脂系にも使うことが出来ます。
このように一言に「セルフレーム(プラスチックフレーム)の鼻盛り修理」と言っても素材や形状によって様々な手段がテーブルにあります←最近良く聞くフレーズ・・・
眼鏡は現在様々なデザインや素材が溢れています。
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