こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です。
また久々のブログ更新になりますが・・・見ていただければ幸いです(笑)
さて今日書こうと思ったことは「メガネの合わせ方です」
メガネの合わせ方といってもかけ具合の調整などもありますが今回は度数の設定について少々。。。
落ちから言ってしまうと目的距離や使用用途によって眼鏡の作成度数というものはかなり変わってしまいます。
通常の近用メガネの作成では一般的に目的距離は35~40cm前後で考えています。
しかし職業や趣味など使用条件によってこの目的距離は異なりますし度数も大幅に変わってきます。
私たちはお客様の使用環境をお話を伺ったり想像しながら実際にどういう使い方をされるのか考えながら度数決定とレンズのタイプを考えます。
以前に実際にあったのは印刷業の社長様を例に出してみると
・印刷物のチェックや確認で細かいところまで見る(最短目的距離20cm前後)
・デスクワーク、パソコンなどをみる35~60cm
・印刷機がある作業場などに行く時はメガネを外す
という条件から中近両用レンズで近用度数を強めに設定し、それによる弊害等をよく説明した上でおつくりしました。
その他にも美容師さんは
・カットの時の手元作業距離40cm前後
・鏡越しにお客様を見るときは鏡までの距離が1~1.5mとしてその倍の距離2~3m距離でお客様の全体像を見ることになります
こんな場合も中近レンズが有効ですが先ほどの例とは度数設定が異なります。
この特殊な度数設定は最終的にメガネフレームの決定からフィッティングまで影響をするためメガネの販売は一連が連動していることが望ましいと思います。
私も眼科へお手伝いに行くことがありますが、眼鏡処方箋をメガネ販売店へ持っていきどのようなお店でどのようなメガネを作るのか心配になることがあります。
もちろん眼鏡処方箋を否定するわけではありませんし、安売り店がダメで高級店が必ずしもいいとも限りません。
いかにメガネ販売員が「お客様がどのようなメガネをお作りになるつもりでどういう条件で処方箋の度数になっているのか?」を汲み取ることができればいいんですが・・・なかなか難しいですね。
メガネのイザワ
大田区仲六郷2-31-9