こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です(^。^)/
昨日はちょっとバタバタしていて検査のことを少し書きましたが、今日は先日の老眼についての他パターンとして書きたいことがなんとなくあったので書こうと思います。
昨日の「目の検査」
http://ameblo.jp/opt-izawa/entry-11346087010.html
「老眼にならない」
http://ameblo.jp/opt-izawa/entry-11343327812.html
「老眼にならないパート2」
http://ameblo.jp/opt-izawa/entry-11344112609.html
老眼シリーズ第三弾は「老眼に早くなる」←ネーミングにセンスがないw
頭から答えを言ってしまうと老眼に早くなるということは基本的にはありません。
でも実際に同級生よりも早く近くが見えづらくなる方はいらっしゃいます。
実は近くが見えづらい=老眼ではないんです。
一般の方は近くが見えづらい=老眼という方がわかりやすいのでそうやって覚えている方が大半だと思います。
じゃぁどういうことかと言うと、同級生より早く見えづらくなる方は遠視があるかただと思います。
近視の時と同じ流れで・・・
遠視の定義
無調節状態で無限遠方から来る並行光線が角膜水晶体を通り網膜後方で焦点を結ぶ眼の状態を近視という。
このイラストは水晶体が調節力を使っていない状態ですが、一番後ろの網膜よりも後ろにピントを結んでいますね。
人は調節力を使うとイラストの焦点を左側に寄せることは出来ます。
ということは遠視の方は調節力を使えば網膜上にピントを合わせることが出来ます。
逆に近視の方はもともと網膜よりも左側にピントがあるので調節力を使っても網膜上にピントを持ってくることができないのでメガネやコンタクトで網膜に焦点が合うようにする事で遠くが見えるように矯正します。
そして近くを見るときには下のイラスト
上のイラストは正視方が遠くを見た状態
中は正視の方が近くを見て調節力を使っていない状態
下が正視の方が近くを見て調節力を使い網膜上にピントを持ってきた状態です。
ここでちょっと想像していただきたいのはこのイラスト遠視だった場合、もともと遠くを見ていても網膜よりも後ろ(右側)にピントを結んでしまう遠視の人は遠くを見る時も調節力を使って網膜にピントを合わせることが出来ることは書きましたが、近くを見た場合はそれ以上に調節力を使うことになります。
それどころか先日書いたなかにあった年齢ごとの調節力の変化を当てはめて考えると、若いうちは調節力でカバーできたものも、遠視があることで人よりも早く近くが見えづらくなってしまうのです。
参考に前回書いた年齢別調節力の変化
10才 12D
20才 9D
30才 6D
40才 4D
50才 2D
60才 1D
一般的に正視の方が45才位(調節力3.00D)で近くが見えずらくなるのに対して
例えば+1.00の遠視の方は40才調節力4.00Dの時を考えると調節力4.00Dのうち1.00Dは遠視によって使ってしまうので残りの3.00Dで近くを見ることになります。
この時正視の45才調節力3.00Dの方と近くを見るときの条件は同じになります。
S+1.00の遠視があるだけで5年も早く近くが見えづらくなることになります。
これが老眼を早く感じるメカニズムです。
ちょっと文才がなくてうまく伝わっているかわかりませんが、今日はここまでにします(笑)
メガネのイザワ
大田区仲六郷2-31-9