こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です(^。^)/
昨日「レンズの基本的なこと」を書きましたがそれに付随する小話をちょっと・・・
http://ameblo.jp/opt-izawa/entry-11339885822.html
今まだ頭の中でオチは決まってませんがww書きながらまとめたいと思います(笑)
現在、通常に販売されているメガネレンズは屈折率がプラスチックでr=1.50~1.76でアッベ数が59前後から屈折率が上がるにしたがってアッベ数が少なくなり30前後になることを書きました。
現代の眼鏡レンズの常識では薄型素材になればなるほど色の滲みが出やすいという事実です。
昔、あるメーカーさんが水晶のレンズというものを出しました。
透明度が高く色分散が少ないということでアッベ数が69.9!!そして透明度もプラスチックレンズよりも優れていると
スタンダード素材のレンズよりもさらに肉眼に近い見え方になるのではないでしょうか(見たことないけどw)
しかし・・・大きな問題があってまずは人工水晶と言えども高価でしかも屈折率はr=
1.5443 (Wiki調べ)と・・・スタンダード素材とほぼ変わらないものでした・・・
プラスチックレンズよりも硬いので傷などにも強く、クリアーに見えるメリットはありますけど、眼鏡を使用する方の「薄さ」に対する部分はクリアできなそうですね・・・・
でも見え方に関しては眼鏡レンズとしてはトップクラスの透明感があるレンズなので興味がある方はぜひ試してみてください。
取扱店が少ないようなので事前に確認を
http://www.glassespartner.com/product/c21/top.html
あっ私がネットで調べる限りでは2枚一組み10万円位するみたいです。
プラスチックレンズの現在の最高屈折率はr=1.76アッベ数30 ですが、このレンズが発売されたのも比較的最近で、素材もドンドン進化してます。
私の感覚ではここらへんがプラスチックレンズの限界だと思っていますが、薄さだけで言うとガラスレンズが最高屈折率r=1.9と言うものがあります。
このレンズもだいたいアッベ数は30位
プラスチックよりもガラスレンズの方が薄くなりますね~。
しかしここで一つ問題なのがプラスチックレンズは硬いながらも若干弾力性があるので結構設計上薄くつくる事が出来ますが、ガラスレンズの場合固くてもろいという感じなので極限まで薄くすると割れやすいレンズになります。ここらへんの落としどころは難しいですね・・・
そこで、世の中のレンズとして機能しそうなその他の素材って何かあるのかな?と思って調べてみたら究極の素材を発見しました!!ヤホーでww
それはダイヤモンド!!!
屈折率 r=
2.417
アッベ数 50位とのこと
比重 3、52
比重はプラスチックレンズでr=1.60で1.3
ガラスレンズで r=1.9 で3.99
まぁ。。。ガラスレンズ並みの重さか・・・
屈折率とアッベ数を見れば薄くて透明感のあるレンズができそう♫
でもまず眼鏡レンズを作れるほどのダイヤモンドを作れるのか?という問題とまずお店の加工機では削れないww
何よりも水晶よりはるかに高価になるんだろうな・・・
ただ物理的には出来るんじゃないか?
世界の科学者さん期待してます!!!
メガネのイザワ
大田区仲六郷2-31-9