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NOメガネ!NOLIFE!

視生活を明るく快適に メガネのイザワ

裸眼視力の今~昔

こんにちは、メガネのイザワです。

今日はちょっとまじめに(笑)行ってみます。


先日、某質問サイトで、遠視児童の人数は今と昔では違うのか?と言うのがありました。

その方は現在50代くらいで現在強度の遠視で視力矯正をコンタクトでしても最高で0.7ギリギリまでしか出ない弱視だ!!
と仰っていました。

(一応私の知識の中では弱視は両眼矯正視力が0.04以上0.3未満の方を指すので弱視ではない)

そして、親御さんの話だと「小さい頃には遠視だと言う事がわからなかった」と言われたとの事でご本人はもっと早くから矯正をしていれば、現在もっと視力を出す事が出来たんじゃないか?確かにメガネを掛けてる児童は昔は少なかったように思うけど、遠視の矯正はいったいいつ頃から一般的になったんだろうか?との疑問でした。


そこで一応、私なりに調べてみたら視力矯正自体はかなり昔からあるけれど、ウィキによると「日本では1960年代まで、弱視の児童・生徒は盲学校へ入学させられた上に、将来は按摩師か鍼医になるしか進路はないということで、子どものうちから指先の感覚を磨くために、点字による授業を強制されていた。」とありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B8%E...

今回、質問者さんは矯正視力で0.6は出ているとの事なので弱視ではありませんので上記は当てはまらないのですが、じゃぁ実際に屈折異常やその他眼疾患も含まれると思いますが、どの位の「可能性」持った人がいたんだろう?そして現在同じ条件の人数はどの様に変化しているんだろう?と調べていたらすばらしいデータを発見しました。
文部科学省のHPにあった「学校保健統計調査」
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa05/hoken/1268826.htm

学校で行う身体測定のデータがまとまった物で、その中に「裸眼視力検査」のデータもありました、しかしデータとしては昭和54年から平成22年までのデータだったのですがそれでも30年分くらいありますね。(他のデータが昭和23年からあるものもあったのでそこまで知りたかった。もしかしたら30年以上前というのは学校での視力検査は一般的ではなかったのかな?)


そして気になるデータですが、①1.0未満~0.7以上②0.7未満~0.3以上③0.3未満④1.0未満トータルで分かれていました。

昭和54年では
①9.47%
②5.77%
③2.67%
④17.91%


でした。

それが平成22年では
①10.88%
②11.49%
③7.55%
④29.91%


に推移していました。
対象人数が年度によってどの位の違いがあるのかわからないので、単純に割合だけで比較する事は出来ませんが、①に比べて②、③が異常に多くなっていますね。



昔はメガネはまだまだ高価で、メガネを掛ける事自体が「目が悪いと思われる」や「恥ずかしい」とか偏見と言うか?
ましてや子供がメガネを掛ける事自体が一般的でなかったのかもしれませんし、学校の視力検査も正確じゃない印象もあるので(友達同士教えあったりしてませんでした?(笑))データの信憑性の問題もありますが、遠視や近視児童が増えているのは確実なのかな?と思いました。

現在はメガネを掛ける事自体はそれぞれの年代別でも抵抗が少なくなってきているとは思いますが、なんせこの不況で、メガネ業界の平均単価は下がり続け、雑貨扱いのとりあえず度が入っているメガネが飛ぶように売れる時代、子供に対しても勿論ですが、視力矯正の重要性をもっと眼科や眼鏡店(ちゃんとしたww)がしっかりと消費者に伝えていく必要性があると思います。


もっと量販店のスタッフもメガネについて勉強してお客様にちゃんとしたメガネを提供して欲しい。いい加減なメガネを量産していく事でメガネ業界全体のイメージが悪くなる。。。


もっと勉強して、お客様へ本当のメガネを掛けて欲しいと思うようになればあんなおもちゃみたいなフレームは作れないはず・・・。

・・・話はそれてしまったのでここらへんでwww