これからメガネのコレクションを紹介していこうと思います。
現在50本くらいのメガネを持っているのですが、紹介するほどでも無い物も中にはあるので、メガネについて語れる物を基本的に紹介していこうと思います。
記念すべき1本目はフォーナインズ 品番S-530T C.1
品番としては決して新しい物ではありません。
少し前の物になります。
でもこのころが個人的には一番好きな時代です。
なぜかというと
以下フォーナインズコンセプト
「眼鏡は視力矯正器具です。この視力矯正器具である眼鏡のレンズを支える部分をフレームと言い、フレームは、人が使う道具として必要とする機能を全て満たしていなくてはならない、と考えます。道具としての眼鏡が必要とする機能とは、まず掛けやすいこと、壊れにくいこと、錆びにくいこと、調整しやすいこと、そして価格が高すぎないことという要素を満たしているということです。この要素が全て兼ね備わって初めて眼鏡フレームといえるのです。」
この初期のフォーナインズは技術的にも(業界全体が)まだこれからと言う事で他メーカーと比べても機能的特徴はそんなにずば抜けてる物では無かった。
眼鏡屋の目線から見れば従来のブランド名だけついているような物とは違って手間をかけてるなぁ~とは感じるけど・・・消費者に対しては衝撃を受けるような機能は無かったように思う。
そこから技術はまさに日進月歩状態で素材的にも合金が主流だった物が一気にチタン合金が主流になり、チタン合金自体も様々な開発がされて超弾性合金やNT合金、ゴムメタルと
様々な素材が使えるようになり、さらにかけやすさの追求、壊れにくさの追求ができ、さらにはそれが実現できるようになっていった。
フレームへの色つけもメッキも進化しその他にも、焼き付け塗装、吹きつけ塗装、チタン素材自体を変色させて色を付け(名前がわからないけど・・)
それによってカラー剥げもだいぶ少なくなってきた。
素材と色つけの進化でコンセプトにある、掛けやすい、壊れにくい、錆びにくい、調整しやすい、価格が高すぎない、をほぼクリアー出来たと思う。
ただ最期の「高すぎない」という所は、最近の低価格均一ショップの影響で消費者自体のメガネに対する価格が下がってきているので、このフレームのみで41,000円(税込)というのは「高い」という人が大半だと思う。
でも自分が見た感覚ではフレームの部分部分で素材を変えたり、作り方の行程を想像すると決して高すぎないと思う。
逆に最近のフォーナインズはデザイン性が先行されているようで、調整のしやすさなどが忘れられてるのではないかと感じてしまう為、あまり好きではなくなってきた。
調整がしづらいと言う事は掛けやすさの点でも、壊れにくさの部分も無理に調整する事によって壊れやすくなるケースもある・・・
そんなこんなでこの頃のフォーナインズが一番好きです。
(あくまで個人的な意見なのでご了承下さい)