こんにちはメガネのイザワ 伊澤康一郎です
いきなりまた眼鏡に関係なさそうなタイトルですが、ちゃんとした眼鏡ネタなのでお読みいただければ幸いです(笑)
さて私は週に2回近隣眼科さんへお手伝いに行く日があります、その時のお話です。
7歳の女の子、眼鏡の検査をさせてもらって受け答えもしっかりした子でした。
現在の眼鏡が度数も変わってきた為に新たに度数決定することになりました。
女の子に現在の眼鏡の使用状況を聞いてみると授業中の見えない時だけ掛けているとの事
作った当時は弱度ということもあり、その使い方で良かったと思うけど今では度数の変化もあるし本人的にも見えづらさが増しているから自然と掛ける時間が長くなることが一般的には多くなる中でおかしいなぁ?なんてこの時点では少し思いました。
しかし今の眼鏡はすでに弱くなっているために掛けても結局満足行く見え方にならないから掛けない事を選択してしまってるのかな?と言うことで新たな度数でテスト装用をしながら、一緒にご来院されていたおばあちゃんも含めて今回度数の説明をさせてもらう中でお家での使用状況等も伺ってみました。
そしたら「私がしょっちゅう眼鏡を掛けるように言うんだけどなかなか掛けない先生からも叱ってやってください、テレビ見るときなんか眼鏡掛けないで画面にくっつく位の距離で見てるんですよ。」
私「え?まずテレビどのくらいの大きさですか?(眼科についてるテレビが40インチ)これくらいですか?」と聞いたら
「いやいやもっと大きい」
私「・・・・」
度数的にはそこまで強度じゃないのでそんなに近くに寄らないと見えない事無い筈なのに度数的な物の他になんか理由的なものがありそうだなぁともう少し話すことにしました。
私「○○ちゃん、そんなに近くでテレビ見ても一部しか見えないから楽しくないでしょ?(笑)(ちょっと冗談ぽく)そんなに大きいテレビなら離れてみたら全体的に見えるしその方が楽しく見えるんじゃない?」
「うーん、そうかもぉ」(苦笑)
私「今度の眼鏡今のよりよく見えるようになるからなるべく普段掛けたほうが良いのね、もし眼鏡があんまり好きじゃないなら授業中とお家でテレビ見る時はなるべく掛けることから始められる?」
「うーん・・・これ変えるの?」と自分のメガネを指差して
私「もちろんレンズは見え方変わってきたから変えてもらうよ」
「いやそうじゃなくて・・・」
私「あっフレーム?フレームはこのままでも使えそうだけどおばあちゃんに聞いてみないとわからないな、これも可愛いけどね?」
おばあちゃん「あー枠も変えてもいいよ、そもそもそれお姉ちゃんのお下がり使ってたからね」
あーそういう事か!?
まとめると、お姉ちゃんのお下がりでそもそもそれが気に入らなくて「自分で選んだ可愛い眼鏡がほしい」みたいな感覚があったみたいです。
眼鏡を掛けたくないと言うよりはお下がりの眼鏡に対する抵抗?反抗?もあったようです。
根本的には今回度数の変化ということでの来院でしたが、メンタル的なところ?と言うか装用指導的なところ?は結構、私たちは気づけずに埋れてるんじゃないかな・・・
眼鏡屋としては正しい視力・度数、正しい眼鏡デザイン・サイズ、正しいフィッティング調整の提供が大前提ですが、老若男女すべての方に楽しく、すすんで眼鏡を掛けたくなるようなご提案をして行くこともすごく重要な要素だと思います。
修行時代に社長がよく言っていた「眼鏡屋は眼鏡とお金の交換所じゃないよ」という言葉は今でも私の眼鏡屋としての想いの根底にあると思ってます♫
眼鏡屋は売れてお金を貰えば良いわけじゃない。そこにお客様の喜び、感動があっての商売だと思います。
「視生活を明るく快適に」
認定眼鏡士と認定補聴器技能者のいる店
メガネのイザワ
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