視力と度数、何が違うの?
視力検査で測る「視力」は、目の「見える力」を数値化したものです。ランドルト環と呼ばれるC型の切れ目がどこまで細かく判別できるかによって測ります。視力検査で「0.8」や「1.0」という数値を見たことがある方も多いでしょう。
一方、「度数」は、ピントを合わせるために必要なレンズの強さを表す数値です。メガネを作る際に必ず必要になるものです。度数の単位は「ディオプター」と言い、レンズの屈折力を表します。ディオプターの数値が大きいほど、レンズの度数が強いことを意味します。例えば、近視の人は、遠くのものがぼやけて見えるため、凹レンズ(マイナス度のレンズ)を使って、ピントを網膜に合わせる必要があります。度数が-2.0Dとは、-2.0ディオプターのレンズが必要という意味です。
つまり、視力は目の能力を示し、度数はレンズの強さを示すというわけです。
なぜ視力と度数が異なるの?
視力が同じ人でも、度数が異なる場合があります。これは、目の構造や、生活習慣など様々な要因が影響するためです。
- 目の形状: 目の大きさや形は人それぞれです。同じ視力でも、目の形状によって必要なレンズの強さが変わることがあります。
- 生活習慣: 長時間のパソコン作業やスマホの利用など、目の使いすぎは、目のピントを合わせる能力に影響を与え、度数を変化させることがあります。
メガネを選ぶ上での注意点
メガネを選ぶ際には、視力だけでなく、度数も非常に重要です。度数が合わないメガネをかけていると、頭痛や肩こり、吐き気などの症状を引き起こす可能性があります。また、視力低下を加速させる原因にもなりかねません。
自分に合ったメガネを選ぶためには、以下の点に注意しましょう。
- 眼科で正確な検査を受ける: 眼科で定期的に眼科検診を受けることが大切です。視力だけでなく、眼圧や眼球の形状なども測定してもらいましょう。
- 眼鏡店でのフィッティング: 眼鏡店では、専門のスタッフが、あなたの顔の形やライフスタイルに合わせて、最適なフレームとレンズを選んでくれます。
- 定期的な検診: 目の状態は常に変化するため、定期的に眼鏡店や眼科で検診を受けることをおすすめします。
まとめ
メガネ選びは、視力だけでなく、度数も考慮することが大切です。自分に合ったメガネを選ぶことで、快適な視生活を送ることができます。この記事が、あなたのメガネ選びの参考になれば幸いです。