私たちメガネのイザワでは、顧客満足度の向上を目指し、顧客情報の正確な管理が不可欠です。従来の顧客管理システムでは、住所情報の入力に時間がかかり、入力ミスも発生していました。そこで、No Code開発ツールであるAppSheetを活用し、顧客管理システムのDX化を進めています。
この度、AppSheetの機能を最大限に活用し、顧客情報の入力作業を効率化するため、郵便番号を入力するだけで、都道府県、市区町村まで自動で入力される機能を実装しました。
実装までの道のり
住所入力の自動化を実現するために、いくつかの方法を検討しました。
- Google Apps Scriptを利用した方法: Google Apps Scriptは、Google スプレッドシートと連携し、カスタム関数を作成できる強力なツールです。しかし、複雑な処理になるとコードが長くなり、メンテナンス性が低下する懸念がありました。
検討の結果、AppSheetの組み込み関数と、Google スプレッドシートに事前に登録しておいた郵便番号と住所の対応表を組み合わせる方法を採用しました。この方法であれば、追加の費用がかからず、システムの安定性も確保できると判断しました。
実装にあたっては、AppSheetのVirtual Columns機能を駆使し、郵便番号を入力した際に、対応する住所情報を自動で検索し、各住所要素に分割する処理を実装しました。
実装後の効果
住所入力の自動化により、以下の効果が得られました。
- 入力時間の短縮: 従来の入力作業と比較して、住所入力にかかる時間が大幅に短縮されました。
- 入力ミスの削減: 人手による入力ミスが激減し、顧客情報の正確性が向上しました。
- スタッフの負担軽減: 入力作業の負担が軽減され、スタッフはより顧客対応に集中できるようになりました。
今後の展望
今後は、この顧客管理システムに、以下のような機能を追加していく予定です。